2019年12月3日
2019年11月23日(土)、JICA北海道(札幌)にて「国際理解指導者研修(SDGs編)」を開催しました。
10月に開催した入門編に続き、今回はSDGs編。「つながろう、SDGsとわたしたち」と題したこの研修には、教育関係者を中心に学生から企業の方まで様々な世代の24名のみなさんが参加しました。
「つながろう、SDGsとわたしたち」では、SDGsをテーマとした2つのオリジナル教材を紹介。
講師には、国際理解教育の教材開発をおこなっている団体『北海道開発教育ネットワーク(D-net)』のメンバーであり、現役の小学校教員でもある2名を招き、24名の参加者に体験的に楽しく学べるSDGs教材を体験していただきました。
①「コンビニから見えてくるSDGs」
講師 石狩小学校 田中 孝治先生
一つ目の教材は、日本のコンビニから世界やSDGsとの繋がりを考える授業でした。
私たちに身近なコンビニの風景(写真)から、世界のどういった課題と関連しているのか考えるアクティビティは、校種問わず「SDGs学習の手法として活用できそう」との声も多くありました。
②「いいね!ん?どうなってるの?インドから始まる私のSDGs」
講師 伏見小学校 佐久間 みのり先生
二つ目の教材は、インドを知るところから始まる学習です。
インドの文化、日本との繋がり、課題を体験的に感じながらSDGsへ向かっていく流れは非常にスムーズで、一見遠いインドの課題が身近に感じられる授業でした。
JICAでは先生方向けのプログラムとして、海外の国際協力の現場を視察し教材開発を行う『教師海外研修』を行っています。
JICA北海道では、今年度12月22日~30日の日程で、7名の先生方を中央アジアのキルギス共和国へ派遣します。
応募者数20名越えの中から、地域・校種・教科のバランスから選抜された7名の先生方は、10月11月の国際理解教育セミナーにも参加し参加型授業の手法を懸命に学んでいました。
11月23日24日の研修は、キルギス共和国渡航前の最後の研修。
現地研修で必要な情報収集をしたり、役割分担をしたりと盛りだくさんの研修でしたが、7名の先生方は積極的に意見交換をしながら準備を進めていました。
教師海外研修(キルギス派遣)の報告やオリジナル教材の発表は2020年2月に行います。
先生方がどのように現地研修をし、どんな手法でキルギスと日本を繋げていくのかは、2月の報告会をお楽しみに。
● 2月22日(土)教師海外研修(キルギス)報告会&教材検討
皆様の参加をお待ちしております!