札幌在住の外国人、日本人との文化交流フェスティバルで民族衣装をご利用いただきました。

2022年12月23日

JICA北海道では、「世界の民族衣装や展示パネルの貸し出し(送料無料)」を行っています。今回は、DanceForRefugeeMehebaさんに民族衣装をご利用いただきました。利用報告が届きましたのでご紹介いたします(以下、ご報告内容になります)。

WISE WORLD 「Diwali&Dandiya Night」

【画像】Wellness, Interconnectedness, Sustainable Education (WISE) Worldは、2022年創業の女性主導のスタートアップで、世界中のコミュニティや人々を集め、世界の文化、食べ物、音楽・ダンス、私たちの生活を理解し、祝い、交流させることによって、地球市民と友情を目指すものです。今回のフェスティバルは、インドの音楽、ダンス、ディワリ(光の祭典)のお祭りを通して、札幌に住む外国人、日本人と文化交流を目的としたお祭りです。インドのコミュニティダンスの一つであるガルバとダンディヤダンスを体験し、またダンスセラピスト、教育者として著名なトリプラ氏をインドから招いてWSも行いました。

セラピューティックリズム、ディワリ、ガルバダンス、ワークショップ

ムーブメントセラピスト、振付師、ダンス教育者、作家、テッドトークスピーカーとして世界的に有名な”トリプラ・カシャップ”女史をお招きして、セラピューティックリズムのワークショップを行いました。ワークショップでは、「ボディトーク」という言葉を使わずに音楽に合わせて相手とコミュニケーションを取る動きや、「ボディペインティング」という自分の体が筆になり自分の周りの空間に好きな色を好きなように色を塗る動きを行ったりしました。体を音楽にのせて動かす事で、心を解放することを体験しました。

現在、日本で教育者として活躍する”二リマ”氏は、インド、ブータン、ラテンの豊かな文化の影響を受けて、ダンスや料理、文化交流に情熱を注ぎ、地球市民としての活動を推進している。彼女が今回、彼女の生まれた地域のダンス、ガルバとディワリのダンスワークショップを行いました。美しいインド衣装に身を包み、ローソクの火を使ったパフォーマンスは素晴らしいものでした。

実際にみんなでインド衣装や食べ物を楽しみながら文化交流を行いました。

ガルバはサンスクリット語で子宮を意味する「Garbha」に由来します。伝統的には、子宮ランプと呼ばれる、中に灯りの入った粘土のランタンを囲んで踊られました。これは生命、特に子宮の中の胎児を表現していて、ダンサーはそれを取り囲み、女性的な神性に敬意を表して踊ります。循環する動きは、生と死と再生のサイクルを象徴しています。女神は終わりのない無限の動きの象徴であります。ダンディヤは、男女ともに色とりどりの棒を持ってエネルギッシュに踊ります。棒を互いに打ち合い、楽器を演奏することで、演奏するための音楽が形成されます。この踊りは、デヴィと悪魔の間で行われた9日間の戦いを再現したものと言われています。参加者は、JICAに借りたインドの衣装などに身に身を包み、お祭りを楽しみました。

日本に住むインドの方々が、出店を出してくれてインドの食も楽しみました。美味しいチャイと、地元の家庭料理人が作ったカレーやチキンパイやタルトを楽しみました。