セネガル事務所でのインターンシップを通じて

2016年1月29日

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私は2016年1月に、大学院の冬休み期間を利用してセネガル事務所でインターンシップを行いました。インターンシップの内容は、本邦研修帰国研修員の帰国後活動状況について調査するというものです。私は大学院の修士論文で職業訓練校を扱っていることから、特にセネガル・日本職業訓練センター(Centre de Formation Professionnelle et Technique Sénégal/Japon)に関わる帰国研修員が、日本で学んだ経験を如何に同僚その他の方々と共有しているか、そして職業訓練センターにそのような知識・経験を共有する機能が備わっているかについて調査・提案を行うとしました。2週間という短い期間ですが、短期間だからこそ何かしらの成果を出したい、そのためにも、私にとっては一つの挑戦であったフランス語で調査をやり遂げ、研修・職業訓練について知見を広め、そして少しでも事務所の役に立つような調査内容としたい、という思いを秘めてのはじまりでした。

調査の山場は、職業訓練センターの校長や教員にインタビューをすることで、これはインターンシップ2日目に始まりました。一人でかつフランス語でインタビューを次々に行うということは初めてであったため、インタビュースキルや職業訓練校に関する知見の向上だけでなく、少しばかり度胸とポジティブな姿勢も養えたように思います。また再訪問する前に事務所の方からインタビュー内容等について的確なアドバイスを頂けたおかげで、それまでのインタビュー結果に基づいて、質問事項を修正し、調査に必要な情報を収集していくという一連の調査課程を学ぶことができました。

本邦研修については、帰国研修員が帰国後如何にそれぞれの経験や知識を周りの人と共有していくかが重要であることを実感しました。帰国研修員本人だけに知識・経験が留まってしまうと、波及効果が少なく、世代交代するとそれらが消えてしまいます。この重要性は多くの人が認識しているものの、多忙な日々のなかで実現するのは難しいようですが、Réseau Vision Tokyo 2010というネットワークを設立したことで、それぞれの組織内でも知識共有メカニズムが構築されたという例も知りました。また日本には多様なセミナー等情報更新をしていく機会が多くあるので、そういったことを参考に今後の技術プロジェクトを展開できるのではないかと考えました。

加えて事務所内外で、家族を同伴しながら活躍されている方々、ボランティア事業に熱い思いをもって活動されている方々等に会いできたことで、私自身の志と人生設計を再度考えるきっかけにもなりました。

最後に、ご支援いただいた事務所の方々、そして一インターン生であるにも関わらず親切に対応いただいた関連機関の方々、職業訓練校の校長・教員・生徒の皆様に心より感謝申し上げます。

(執筆:インターン生 齋藤 萌)