青年海外協力隊は帰国してからが醍醐味!?

【写真】猪野孔太さん(高知県出身)平成23年度1次隊/南アフリカ共和国/電気・電子設備
猪野孔太さん(高知県出身)

高知出身の猪野孔太さんは2011年6月〜2013年6月に青年海外協力隊として南アフリカへ派遣され、電気・電子設備隊員という職業訓練学校の電気科で活動されていました。
帰国後は地元高知に地域貢献のため、「道の駅」に就職。現在は、地域の活性化に取り組みながら高知県青年海外協力隊OB会の副会長としても積極的に活動されています。

南アフリカでの活動

カウンターパートと

実習風景

和服で現地のイベントに参加。日本紹介にも力をいれました。

2011年6月から2013年6月までの2年間、私は青年海外協力隊として南アフリカ共和国に派遣されていました。

前職の工場の電気設備保全の経験を活かし、「電気・電子設備隊員」として、職業訓練校の電気科で実習の補助を行っていました。赴任当初はそもそも実習をしておらず、2年間は実習の環境を整えるのがやっとでした。
参加の目的は沢山のカルチャーショックを求めて。日本で凝り固まった自身の価値観の是正をすることが、今後の人生に非常に大きな意味があると思ったからです。

派遣中は活動だけにこだわらず、様々なことに興味を持って挑戦する中で、日本ではできない経験を沢山させてもらいました。

悩んで決めた帰国後の進路

大自然豊かな高知県大豊町

「世界のおきゃく」と題して各隊員ゆかりの料理やお酒の持ち寄り宴会をOB会として企画

帰国してから進路に悩みました。
任国での2年で沢山の刺激を受けてきた私はもっといろんな国のことを学びたいと思い、留学を考える一方、待ったなしに衰退の一途を辿る故郷の高知県大豊町の状況を目の当たりにし、地元に住むことを決意。観光を盛り上げて地域に貢献したいと思い、地元の道の駅に就職しました。
前職とは全く関係ない職業に多少の不安がありましたが、意外と協力隊経験は役に立ちます。
・たまに外国の観光客がやってきたときは英語で応対。
・店内の改善アイデアも他の従業員と納得のいくまで協議。(まるでカウンターパートとのやりとり!)
そして、なにより、
・協力隊で学んだ机上ではなく現場という草の根目線の大切さ。
問題解決の糸口はやはり草の根まで潜り込まないとなかなか見えてこないと思います。頑張っても目に見える成果はなかなか出ませんが、それも協力隊でも同じこと。でも前進はしているという感触はあります。

一時の留学への迷いも解決しました。大きな理由は協力隊OBの日本でのステータス。月一ペースで行われるOB会の活動では、毎回自分の知らない国に行ったOB/OGや国際的活動家との刺激的な出会いが待っています。帰国してからもっといろんな国のことを学びたいと思っていた私にとっては、OB会の活動を地域貢献にも結びつけられるし、まさに一石二鳥!
多くの出会いの中で、とっても貴重な2年間のドラマを持つOB/OGの力を活用しないのは勿体ないと思うようになり、現在は県のOB会の副会長として活動に積極的に関わらせていただいています。

今、青年海外協力隊の活動を通じて思うこと

帰国して1年半経った今、私が協力隊を通して思うことは「想像していた以上に、帰国後が楽しい」という事です。協力隊の経験をどれだけ活かせるかはどれだけ自分が活かそうとしているか。ただそれだけだと思います。
本年いよいよ協力隊50周年となり、高知でも50周年を飾ろうとする機運が少しずつ高まってきています。今日までに得た沢山の方との繋がりを大切にしながら、自分を含め多くの方の協力隊経験を高知・四国の元気に変えていきます!