ホンジュラスでの活動を通じて

【写真】諸澤 美穂さん(北海道出身 高知県在住)平成22年度4次隊/ホンジュラス/看護師
諸澤 美穂さん(北海道出身 高知県在住)

協力隊に応募した動機

協力隊に応募する前は、普通の病棟看護師をしていたのですが、ふと海外に住みたくなりワーキングホリデーでカナダに1年行っていました。
他の留学生と関わったりする中で世界の価値観はまだまだ広い!と感じ、もう少し海外に出てみたかったことと、看護師としての活動は何か少しでも相手国の役に立つ可能性があるのかも!?と思ったのが応募したきっかけでした。

実際の活動の始まり

日常業務の一環として診療の手伝い

作成したポスターの一つ(食について)

病棟経験しかない私が派遣されたのは、なんと地域のヘルスポストと呼ばれる保健所。日本の保健所のような地域の把握はもちろん、一番の役割は病院のない私の任地で、唯一のクリニックとしての機能でした。

最初は言葉も分からず、看護師の仕事範囲や清潔への考え方も日本とは違い、戸惑うことばかり。でも自分のできることをできる範囲で!と思い、日常業務や掃除のお手伝い、ポスター作成やスタッフと密にコミュニケーションをとる中で自分の立場を見つけていった気がします。

活動の本格化

小学生とゴミ拾い競争

ヘルスワーカーとの手洗い教室

私に求められていた活動は、主に地域への健康教育でした。そうと決まればさっそく!ということで、
1.衛生教育
2.環境教育
3.栄養教育
4.性教育
という四本柱で活動を開始。地域の小学校に出向き、アクティビティーを取り入れながら楽しく学べるよう工夫しました。また、幼稚園や小学校の先生向け衛生教育、地域の女性ヘルスワーカー向けの健康教育一式や生活習慣病関係のこともでき、充実した活動を行うことができました。

帰国後〜東日本大震災と派遣

私たちの隊次は東日本大震災直後に任国に派遣されたボランティアでした。私も後ろ髪を引かれる思いでホンジュラスに行ったことを覚えています。それもあり、帰国後は復興庁の期間業務職員として福島県内の保健センターで保健師として活動をしました。
その中で、本当に被災地・被災者に必要な支援とはなんなのか、息長く被災者のためになる支援の方法とはどのようなことか、ということを考えるようになり、現在は高知県立大学で災害看護学を専攻し大学院生をしています。

協力隊で培った行動力と適応力を武器に、世界各地で起こる災害をグローバルな視点で考えていけるよう、これからもがんばっていきたいと思っています。