ama la vida −まずは夢をもつことから−(後編)

【写真】林  香子さん(香川)平成25年度1次隊/エクアドル/青少年活動
林 香子さん(香川)

人と人とのつながり

ホストファミリー

 エクアドルでは「人と人とのつながり」がとても大切にされています。このおかげで私は2年間の隊員生活を全うすることができました。活動ができない期間も、配属先の同僚たちは私に声をかけてくれたり、スペイン語での企画書作りを手伝ってくれたりしました。また、他の隊員の配属先にお邪魔し、一緒に活動させてもらう機会も多くいただきました。前述のように、他の隊員の活動から自分の活動のアイデアをもらうことも多く、配属先訪問は毎回刺激的でした。
 帰国直前の最終報告会には、本当にたくさんの方々に来ていただきました。エクアドルのアミーゴ達(親友)や、青年海外協力隊の仲間達など、多くの方に支えられていたからこそ、辛い時期も乗り越えることができたのだと実感しました。地球の裏側にいるたくさんのアミーゴとの関係は、今後も変わらず続いて行くものと思っています。

帰国後の活動

 帰国後は、香川県高松市にある「公益社団法人セカンドハンド」(http://2nd-hand.main.jp/sh/)で働く側ら、「特定非営利活動法人エクアドルの子どものための友人の会」(http://sanejapon.blogspot.jp/)の会員として、エクアドルの中高生と日本人会員との文通の翻訳ボランティアをしています。また、子ども達を対象にしたワークショップや体験学習に関わるボランティア活動も学生時代から続けています。
 勤務先のセカンドハンドは、市民の皆さんから無償でいただいた品物を、ボランティアが主体となって運営するチャリティーショップで販売し、その収益金と寄付金とで主にカンボジアの支援をしています。昨年のエクアドル地震の際には、現地で活動中の青年海外協力隊員を通じて緊急支援も行いました。セカンドハンドでは誰もが気軽に国際協力に参加できます。お買い物で、物品提供(提供品リスト: http://2nd-hand.main.jp/2017/teikyo2017.pdf)で、ご寄付で、空いた時間にボランティアで…。ぜひ一度チャリティーショップに遊びに来てください!
 また、セカンドハンドでは、学校や団体等での講演会・ワークショップへの講師派遣、チャリティーショップでのボランティア体験や事務局インターン等も随時受け付けています。詳しくは、セカンドハンド事務局(Tel:087-861-9928、E-mail:jimukyoku2hand@yahoo.co.jp)までお気軽にお問い合わせください。

これからの思い

出前講座の様子

 これらの活動の源は「犯罪者を生み出さない社会にしたい」という思いです。せっかく人として生まれてきたのに、罪を犯すという選択をしてしまったせいで人生を台無しにしてしまう人を減らしたい、と思ったのが私の原点です。「罪を犯すか、犯さないか」その二者択一を迫られた時に、罪を犯さない方を選択することができる人を育てられる社会であれば、犯罪者は生み出されないと考えています。
 誰かに教えられたことをそのまま実行するだけでなく、物事を自分の頭で考え判断する力を子ども時代に身につけることができたなら、自分にとってより良い選択ができるようになるのではないでしょうか。さらに、自分の頭で考え決めた「夢」をもっていたなら、その途中で壁にぶつかったとしても、より良い未来を見出すことができるのではないでしょうか。これは、犯罪率の高いエクアドルでも同じであると思い、活動していました。
 私が出前講座等で体験談を話すことで、1人でも多くの子どもが自分の夢について考えてくれたら…そして、体験学習の場を提供し、「自分で考える」ことで見出せる未来に気づいてくれたら…と願っています。これからも、「犯罪者を生み出さない社会」への小さくも確実な一歩として、「子ども達が夢をもてる場」を提供していきます。