新しいアイデアを取り入れて

【画像】岡 生子

徳島県出身 シニア海外ボランティア ネパール連邦民主共和国 幼児教育(体育・音楽)
岡 生子

シニア海外ボランティア応募のきっかけ〜幼児教育のボランティア〜

10年以上前からネパールで幼児教育のボランティアをしていました。JICAシニア海外ボランティア合格への道は厳しいと聞いていたものの、ネパールに住む友人からメールで、幼児教育という職種でネパールから要請があがっている事を知り、ダメとは思いながら応募をしました。

私の日々の活動〜線上歩行で集中力〜

首都カトマンズ盆地の南、パタンという古都の公立の小中学校で1年生にあがる前のクラス(4歳から7歳)で30人の子どもたちに体育や音楽を教えています。JICAのサポートで教室にも教具が増え、環境も整いつつあります。入学当初は落ち着きのなかった子どもたちも、線上歩行(ラインウォーク)を毎日続ける事で集中力が出てきて、特に「マラ(首飾り)作り」とはさみ、お絵かきの時間は30人の子どもたちがいないのかと勘違いするくらい静かな教室になります。近くのクラスの先生も「どうしたのかな?」と見に来るくらいです。クラスで初めて「マラ作り」をした翌日、子どもが嬉しそうに「マラ」をかけて登校してきたときにはびっくりしましたが、とても嬉しかったです。

幼児教育システムの違い〜進級試験〜

日本の学校には進級試験はありませんが、ネパールでは、進級するために毎年3月に行われる進級試験を受けなくてはなりません。その点が日本のシステムと大きく違うところです。日本の学校や幼児教育のしくみについて話していたので、「3年生くらいまでの小さい子どもには、ネパールでも進級試験をせずに、日本のようにのびのびと学校生活を過ごせたらいいのにね」と、同僚は日本の教育システムについて興味を持ってくれています。
私の授業は、試験はありませんが、昨年教えた子どもが4人留年しました。新学期になり、再度私のクラスになったことを得意がり、1年生に進級した子どもたちが、私のクラスに戻りたいと言ってくれました。

言葉の壁

シニア海外ボランティアは、日本で英語の訓練を受けてから赴任します。(注 現在は65日間の派遣前訓練で現地語を学んでいます。)幸い、私の場合は長年に渡りネパールへ来ていましたので、現地の言葉は話せはしないものの、耳慣れはしていました。子どもたちや先生方と話をしていく中で、日常会話は徐々に出来るようになりました。問題は込み入った時の意思の疎通です。学校等現場に配属される人は現地の言葉が不可欠だと思います。

平成20年度教師海外研修参加者よりひとこと

平成20年度の教師海外研修では、ネパールの学校を訪問。
その際に岡ボランティアの学校も訪問しました。

教師海外研修参加者の感想一部
視察第1校目である。少し緊張しながら門をくぐる。学校をあげての大歓迎ぶりに感動を覚えた。シニア海外ボランティアである岡さんのクラス(キンダー)での活動を見せていただいた。ラインウォークによる集中力の育成、地震に備えての避難訓練、健康診断の結果を待っての家庭訪問など、現地の先生方と協力し、家庭のような環境をつくり、子どもたちが学校に通えるよう全職員でサポートしている点にこれからのこの学校の発展を感じた。

(HP中の写真は、参加教員から提供されたものです。)

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初めは落ち着きのなかった子どもたちもラインウォークで集中力が高まりました

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キラキラと輝く子どもの瞳

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四国からの教師海外研修参加者をお迎え