海外展開セミナー 「ODA関連事業を活用した海外展開について」 開催報告

2017年3月22日

富吉理事講演

会場の様子

高知県では高知の中小企業が有する優れた技術を開発途上国に展開することを目的として、昨年12月に高知県、高知県産業振興センター、中小機構、JETRO、JICAをメンバーとする「高知県ODA案件化サポートチーム」が発足しました。今回のセミナーは、県内企業に同チームの役割と具体的な支援内容を知ってもらうために開催したもので、当日は県内企業のほか愛媛県からの参加も含め計50名にご来場いただきました。

セミナーの冒頭では、JICAの富吉賢一理事から、「中小企業海外展開支援とJICAの役割」と題して、国内における中小企業支援団体による支援メニューの概要と主な支援内容について実践的な話があり、新輸出大国コンソーシアムの発足など各支援機関のネットワーク化が進展している現状を紹介しました。また、JICA国内事業部中小企業支援室の斉藤副室長から、JICAの役割・支援制度の詳細について説明がありました。

その後、実際にJICAの支援事業に採択実績のある2社に事例の発表をしていただきました。
(株)垣内は、本年1月にJICA普及・実証事業に採択され、これから実証事業がスタートする企業として、「JICA事業採択に向けて当社が準備したこと」と題して、中小機構支援によるFS調査にはじまり、JETRO支援による専門家現地派遣制度の活用を経て一定の情報収集を行った後にJICA事業に応募された経緯を説明し、それぞれの場面で適切な支援機関の制度を活用された事例を発表いただきました。
また、喜多機械産業(株)は、JICA案件化調査および普及・実証事業を実施した企業として、「JICA事業採択その後のビジネスの広がり」と題し、事業終了後のビジネス展開について発表いただきました。同社は、フィリピンでの普及・実証事業が評価されたことにより、ミャンマーで実施されているODA案件にも結び付いた事例として紹介があり、参加企業からも様々な質問が寄せられました。

セミナー終了後は、ODA事業において長年の実績のある開発コンサルタントである(株)パデコおよび(株)片平エンジニアリング・インターナショナルに参加企業との個別相談会を実施いただき、各企業が検討している進出先でのリスクについての相談や、ビジネス計画についての具体的な意見交換がなされ、海外展開に関心を有する地元企業にとって有意義な機会となりました。

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