JICA四国 民間連携ボランティア等理解促進調査団(カンボジア) 実施報告

2016年12月21日

プノンペン市内の様子

香川県出身NGO代表楠川さんと

楠川さんが活動する小学校を訪問

青年海外協力隊(看護師)の活動現場視察

カンボジア日本友好学園訪問

プノンペンSEZ日系企業訪問

(株)愛亀によるエクセルのテスト製造

冨士建設工業(有)が設置したピカロット

JICA四国では、四国地域の民間企業の方々にJICAの事業の理解を深めていただくとともに、民間企業とJICAとの一層の連携協力を促進するため、12月4日から12月8日にかけて、カンボジアにおいて「JICA民間連携ボランティア等理解促進調査」を実施しました。

本調査には、四国地域の民間企業8社が参加し、カンボジアの開発課題や日本企業の進出先としての優位性とビジネス上の課題、産業人材の育成状況等について情報収集を行いました。加えて、現在カンボジアで実施中のJICA事業の現場を訪問し、各現場での関係者との情報・意見交換を通じて、JICA事業を活用した途上国ビジネスの可能性やカンボジア進出のヒントを得ました。

カンボジアと言えば内戦、地雷、インフラの未整備などマイナスのイメージをお持ちの方も多いかもしれません。カンボジアは、輸出向け縫製業を中心とする製造業と観光業を中心とするサービス業の拡大を背景に、アジアでも屈指の7%という高い経済成長率を維持しています。また、全人口の約7割が若年層(平均年齢25歳)であり、人口ボーナスと消費の拡大が期待されています。一方、地方におけるインフラの未整備や高い電気料金など、まだまだ課題はありますが、ASEANの中では外国企業に対する優遇措置が最も充実しており、チャイナプラスワンのみならず、タイプラスワンの進出先としても注目されています。

今回の視察では、在カンボジア日本大使館、ジェトロカンボジア事務所、カンボジア日本人材開発センター、JICAカンボジア事務所、プノンペンSEZ(経済特別区)等を訪問し、カンボジアの政治・経済等一般事情や日本企業進出状況について情報収集しました。
また、カンボジアのタケオ州リファラル病院に看護師として派遣されている愛媛県出身の青年海外協力隊員や徳島商業高校が草の根技術協力を展開しているカンボジア日本友好学園等を訪問し、四国地域の様々な団体や個人がカンボジアでJICA事業に参加し、精力的に活躍する生の現場を見ていただきました。

この他、JICA中小企業海外展開支援事業を実施中の四国企業2社の事業サイトを訪問しました。普及・実証事業を実施中の株式会社愛亀(松山市)は、自社製品である道路補修材「エクセル」の現地製造を本格始動する段階で、到着したばかりの機材を使って製造のデモンストレーションをしていただきました。また、案件化調査を実施中の冨士建設工業有限会社(徳島市)が設置した点灯式LEDソーラライト「ピカロット」の稼働状況を確認し、同時に事業関係者との意見交換を行ないました。

今回の調査の参加者からは、「カンボジアの活力と課題を体感できる良い機会になった」、「JICAでなければ見ることのできない本当のカンボジアの姿を見ることができた」、「今回の調査でビジネス展開を検討する上で大変有益なネットワークを構築することができた」などのコメントを多くいただきました。

本調査以外にも、JICA四国は途上国と四国地域を結ぶ結節点として、地域の皆様の国際協力の展開や、企業の皆様の海外展開をご支援するための様々なメニューを用意しておりますので、ぜひJICA四国に一度ご相談ください。

【参加企業8社】
(1)株式会社小三郎(徳島県)
(2)斎徳株式会社(徳島県)
(3)学校法人穴吹学園(香川県)
(4)有限会社住空間設計(香川県)
(5)株式会社サンテック(香川県)
(6)株式会社タカハタ(香川県)
(7)株式会社ダイドウ(高知県)
(8)株式会社マサキ・アーキテクト(高知県)