高知県・JICA自治体間連携強化セミナーの開催報告

2018年3月20日

2018年2月13日(火)、JICA四国は高知県との共催で、県内の自治体や団体が実施している国際協力や交流事例を共有することで、JICA事業や国際協力への理解を深め新たな連携の可能性を探る、自治体間連携強化セミナーを開催しました。
 
 本セミナーでは4事例が発表され、梼原町と高知大学が協力し実施している蛇籠技術を活用したネパールの防災力向上目指したプロジェクトの事例では、プロジェクトを通して高知では特別なものだと思わなかった技術が異国の地で役に立つことが発見できたこと、またプロジェクトの終了後も現地との交流が続くような関係づくりもできていることが発表されました。
 また、NPO砂浜美術館は黒潮町の防災の取り組みを国際協力事業としてJICAの研修員を受入れに活用した事例や、地域活性のイベントである「Tシャツアート展」を海外で展開するきっかけとして青年海外協力隊経験者が関わり新たな展開となっていることを紹介。
 今年1月に実施したパラグアイへの調査団の報告では、高知ファイティングドッグスの駒田監督による少年野球教室の様子や、よさこい鳴子踊りがパラグアイでも踊られており日本を身近に感じるきっかけとなっていることが紹介されました。また、現地の日本語学校では日本語の図書が不足し、日系社会での若い世代の日本語離れが懸念されていることや、スペイン語と日本語両方の理解力を高める難しさなど現地での課題についても発表されました。
 その他、高知大学の学生団体「国際茶屋」は、四万十町で県内の留学生が参加する「国際交流運動会」の開催により、留学生も地域も元気になる事例が紹介されました。

 当日は96名の参加があり、高校生、大学生から自治体関係者など幅広い方々が耳を傾けました。
会の終了後には、参加者と発表者が意見交換する場面が会場内で見られ、今後の新たな連携が期待されます。