【草の根技術協力事業】ラオスのうちわ産業振興に向けて研修員が香川へ

2017年9月26日

香川県 西原副知事表敬訪問(香川県庁)

丸亀市 梶市長表敬訪問(丸亀市役所)

かがわ物産館 栗林庵(高松市)でうちわの販売について学ぶ研修生

専門学校 穴吹デザインカレッジ(高松市)では学生たちと一緒に課題に取り組む

ラオスから来日した研修員が、香川県内などで約10日間にわたってうちわ産業を学びました。

この研修は、草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)香川らしい国際協力プロジェクト「ラオスうちわ産業振興支援プログラム(フェーズ2)」の一環として実施されたものです。丸亀うちわの伝統技術をラオスに伝え、住民の所得向上を目指す草の根技術協力事業は、FUNFAN実行委員会により2012年から行われています。これまでの来日研修はうちわをつくる技術の習得が中心でしたが、今回はデザインや販売などのノウハウを学ぶことを目的としています。

来日したのは、ラオス森林省やビエンチャン県の関係者、同県でうちわ製作・研修の場となっている森林研修センターのスタッフなど計9名。関西空港に降り立った研修員は、最初に京都のうちわの生産、販売現場などを視察した後、香川県に入りました。9月11日(月)には香川県庁に西原副知事を、丸亀市役所に梶市長を表敬訪問し、この草の根事業について、またラオスと香川県、丸亀市との関係などについて歓談しました。

現在日本の竹うちわ生産の9割を占める丸亀うちわは、もとは金刀比羅宮(琴平町)へのお参りのお土産として発達したと言われています。今回の研修でも、土産物を販売している高松空港や国の特別名勝 栗林公園にある「かがわ物産館 栗林庵」などを視察し、どのようなうちわがどのように売られているのかなど、日本での販売ノウハウを学びました。

今回の研修のもう一つのテーマは、うちわ産業の発展にとって重要な要素であるデザイン。高松市にある専門学校 穴吹デザインカレッジでは、森林研修センターのシンボルマークを考えるという課題に、学生たちと研修員が一緒に取り組んでいました。

研修の最後に行われた閉講式で、研修員は「日本の商品販売における対応のよさが印象に残った。」「これからは自分もうちわのデザインに挑戦してみたい。」など、今回の体験を今後に活かしていくことへの抱負を語っていました。帰国した彼らがラオスのうちわ産業振興の推進役となって、製作されたうちわがラオスにも広まり、プロジェクトが目指す生産者の所得向上を実現することが期待されます。