「地方マスメディア派遣」でテレビ愛媛がウガンダを取材!(12月27日追記)

2017年12月22日

モノや人があるれるカンパラ中心部

車で少し走ればのどかな風景が広がる

 2017年11月初旬、テレビ愛媛の2名がJICA事業等の取材のためにアフリカのウガンダを訪問しました。これはJICAが実施する「地方マスメディア派遣」の一環で、地元メディアの方にJICA事業に参加する四国の方々を取材し番組として放送していただくことで、広く市民の皆さんに青年海外協力隊をはじめとする国際協力やJICA事業への理解促進を目的に実施しています。
 また今回は、同時期に愛媛県立松山東高校の生徒がスタディツアーとしてウガンダを訪れておりその様子も取材しました。
派遣の詳細は次のとおりです。

1.派遣メディア:テレビ愛媛(三好恭平記者、西森悟カメラマン)
2.派遣国:ウガンダ共和国
3.派遣期間:2017年11月4日から11日(ウガンダ滞在は5日から10日)
4.主な取材内容
(1)愛媛県立松山東高校のウガンダスタディツアー取材
(2)愛媛県出身の青年海外協力隊員の活動取材
(3)愛媛県出身JICAウガンダ事務所長取材
(4)ウガンダで実施中の技術協力プロジェクト、有償資金協力の現場取材

愛媛県立松山東高校生徒8名スタディツアーでウガンダへ

ナイル架橋視察での記念撮影

ドッジボールの感想を楽しそうに答える女子高生

 スパーグローバルハイスクール(SGH)指定校である愛媛県立松山東高校は、毎年海外へのスタディツアーを実施しており、今年で3回目となります。ドイツや台湾、インドネシアなど複数のコースがある中、8名の高校生はウガンダを選択し、各自が学びたいテーマを設定し参加しました。スタディツアーでは、青年海外協力隊との交流や活動視察が設定されています。
 エンテベ国際空港に降り立った高校生一行は、長時間のフライトにも関わらず疲れた表情も見せず、初めてのアフリカで見るもの全てに興味津々で、翌日からのウガンダでの視察や交流が待ちきれない様子でした。
 到着翌日、松山東高校OBでもあるJICAウガンダ事務所長から、ウガンダでの国際協力事業や重点分野についての説明がありました。生徒の皆さんからは様々な質問があり、意欲的に参加している様子がうかがえました。
 7日の午前中はJICAボランティアとの交流会が行われ、ボランティア事業の概要紹介後、「小学校教育」、「病虫害対策」、「体育」の分野で活動中の3名の青年海外協力隊員の活動報告がありました。分野も着任時期も違う隊員3名は、それぞれが抱える悩みやウガンダで見つけた幸せなどについて率直な思いを交えながら発表し、生徒の皆さんは真剣に耳を傾けていました。交流会終了後も隊員たちへの質問が続き、より身近に協力隊の活動を感じた時間になったようです。
 続いて、有償資金協力で建設中のナイル架橋を視察。建設が進められているジンジャは、首都カンパラから車で約2時間、白ナイル川の源流がある街です。隣国へ続く交通の要衝での事業であり、建設現場では日本だけでなく15か国の人々が関わりながら作業を進めています。現場の方々に、ウガンダと日本の施工方法の違いや、現場での苦労などの話を伺いながら視察しました。
 さらにジンジャでは、同地で活動する青年海外協力隊の活動を視察。視察した一人である愛媛県出身の白石隊員は間もなく2年間の活動を終えます。視察した学校では、流ちょうな英語で体育の授業を行い、授業開始から準備運動などウガンダの生徒たちは速やかに対応しており、授業のリズムがクラス全員に浸透しているように感じました。この日の授業ではドッジボールが行われ、松山東高校の皆さんはウガンダの生徒たちと一緒にゲームに参加し、現地の同世代の人々との交流も楽しんでいました。

愛媛県出身の2名の青年海外協力隊員ウガンダで活躍

白石隊員の授業風景

渡部隊員のセミナーでの一コマ

 ウガンダには2名の愛媛県出身の青年海外協力隊員が活動しています。
1名は、松山東高の生徒も活動を視察したジンジャで活動する白石智也隊員(職種:体育)。
2016年1月から活動する白石隊員は間もなく活動が終了します。学校も学期末ということで最後の授業が行われる週に取材することができました。活動先であるジンジャセカンダリースクールで取材中、生徒や同僚がすれ違うたびに白石さんに声をかけていました。2年間の白石さんの活動が充実したものだということが感じられました。副校長先生からは白石隊員がもうすぐ帰国することを非常に残念がりながらも、帰国後の白石さんの活躍を心から願っていました。
 もう1名は、首都から車で約8時間、ルワンダとの国境の街カバレで活動する渡部絵理隊員(職種:医療機器)です。渡部隊員は2016年9月から活動しています。約1年が過ぎ、病院内でのセミナー開催や機器のメンテナンスの実施など、職場の同僚を巻き込み協力しながら活動を進めていました。取材当日、セミナーを行う病棟では開始予定時刻になっても会場に人が集まっていません。参加予定者に聞くと、それぞれが違う時間を言います。これはよくあることのようで、渡部さんはあまり驚きません。当初の予定より30分以上遅れて「ネブライザー」という機器の使用方法、メンテナンス方法を伝えるセミナーが開始しました。参加している病院職員たちの表情は真剣そのものです。日頃から渡邊さんが真摯に取り組み、病院で信頼を得ていることが伝わってきました。

技術協力プロジェクト「コメ振興プロジェクト」取材

「コメ振興プロジェクト」農家を訪問

 取材チームは、ウガンダでの重点分野の一つである農村部の所得向上のための「コメ振興プロジェクト」(技術協力プロジェクト)を訪問しました。人口増加などの要因により、コメのニーズが拡大しているウガンダでは、生産性の向上が急務となっています。日本の無償資金協力で建設された国立作物資源研究所での日本人専門家の作業や研修が行われる水稲、陸稲栽培の広大な圃場の取材をはじめ、コメ栽培を始めた近隣農家でのインタビューなどを行うことにより、同プロジェクトの効果や意義などを知ることができました。

取材内容がニュース番組内特集、特別番組として放送

ウガンダの子どもたち

松山東高校と青年海外協力隊の活動取材については11月27、28日にテレビ愛媛「みんなのニュースえひめ」内の特集として2回にわたり放送されました。
また、12月24日には30分の特別番組が放送されました。

なおこの特集・番組は、テレビ愛媛のビビットオンデマンでご覧いただけます。
11/27(月)高校生が見たウガンダでのJICA国際協力      
11/28(火)愛媛からウガンダへ…青年海外協力隊員の活躍
12/24(日)愛媛からウガンダへ 私たちが見た国際協力