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【研修員受入事業】目指すのは“持続可能な農業”徳島での取り組みにヒントを見出す(研修コース名:インド傾斜地における農業・灌漑技術普及能力向上)

2019年1月28日

農家の古城氏(写真左より2番目)の畑で、伝統農具を使って傾斜地農法を体験(つるぎ町一宇の剪宇集落)。

ナス栽培の新規就農者である桜間氏(写真左)の畑。
栽培方法や、美馬農業支援センターとJA美馬との連携、支援内容を学ぶ。

バンブーケミカル研究所の鶴羽所長(写真奥)より、竹の利活用の利点や、バンブーパウダーによる土壌改良についての講義。

徳島県農林水産部の農林水産政策課・吉田課長(写真奥)より、県農業の特徴や農業施策について説明を受ける。

研修初日、JICA研修員が徳島県政策監に表敬訪問をしました。

 インドの北東部に位置するミゾラム州は、州土の70%が傾斜35度を超える特徴的な地形です。この地域では、移動式の焼畑農業が伝統的に営まれてきました。しかし、人口の増加により休耕期間が短縮化し、その生産性が低下しています。州政府は、生産性の向上に向け農業の定住化を図ってきましたが、必要な技術普及がともなっていないのが現状です。持続可能な農業の発展と自給率向上が課題となっています。
 JICAでは、効果的な農業の仕組みと灌漑(かんがい)(人工的に農地に水を供給させること)開発を促進させるべく、州独自の農業普及システムと灌漑管理システムの構築、また政府職員の能力強化等を目的に、技術協力プロジェクト(注)を実施しています。
 
 去る10月、このプロジェクトの一環で、ミゾラム州の政府職員8名が研修員として10日間徳島を訪れました。県の農林水産部をはじめ、農業施策の関係機関および地元企業や農家への視察を行いました。傾斜地域を含む農業の普及・支援システムや、灌漑管理システムについて説明を受け、さらに農家や地元企業が実践する営農、地域資源の利活用や農産加工について学びました。
 研修員たちは、徳島の取り組みからヒントを得ようと各視察先で熱心に質問し、意見交換を進めました。彼らが徳島で得た知見や経験が、ミゾラム州の農業の発展に活かされることを期待します。(文/長田有加里)
(「徳島人」2019年1月号に掲載)
(注:本技術協力は、JICA から委託を受けて日本工営により実施されている。)