第30回Tシャツアート展にJICA四国もTシャツ作品&ブース出展(報告)

2018年5月11日

砂浜ステージで、ダンスを披露

ガーナビーズで作るブレスレット

みんなで記念撮影

5月2日(水)から7日(月)まで高知県黒潮町で開催された「第30回Tシャツアート展」に、今年もJICA四国はTシャツ作品30点を出品しました。今年のテーマは、「HIRAHIRAで知ろう、SDGsとトンガ」。SDGs(「持続可能な開発目標」)とは、国連加盟193か国が2016年~2030年の15年間で、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動等に対応し、平和で持続的な社会を築くことを目的に掲げている17つの目標のことです。このSDGsの目標を達成するため、JICAが四国やトンガで行っている活動をTシャツにプリントし、紹介しました。
「SDGsってなんだろう、何だか難しそう」と考えていた来場者の中には、「ああ、私は海を守るための活動をしているから、17つの目標の内の『14. 海の豊かさを守ろう』の達成のために、実はすでに行動していたんだ」と、新たな発見があったようでした。
雨とも風とも、ギラギラ光る太陽とも仲良く踊るTシャツたち。今後黒潮町で活躍したTシャツは、砂浜美術館のスタッフさんとともに、トンガの地を訪れ、トンガと黒潮町を繋ぐ架け橋として展示される予定です。

3、4日はJICA研修員がJICAブースで来場者と交流。アフガニスタンやアフリカの
踊りを紹介するダンスワークショップや、アフリカ・ガーナのビーズを使ったアクセサリー作りを行い、研修員は知っている限りの日本語を駆使して、来場者との会話を楽しみ交流を深めました。

参加の研修員全員がが日本語で自己紹介。ブルキナファソ出身で高知大学で学んでいるサンバさんは、「気候に左右されず食糧が確保できるよう、高知大学でビニールハウス農業をしっかり学び、自国にこの技術を持ち帰りたい。」と夢を語りました。日本の技術を活かした人づくりである研修員事業の紹介とともに、アフガニスタンとアフリカのダンスを、11か国からの研修員15名が、見事に披露。観客の皆さまも体をゆすり手拍子で一緒に参加され、自然も人も一体となり、同じ時間を楽しむことができました。

レソト出身のイシュさんからブレスレット作りを教わった女の子は、「このブレスレットをお守りにする」と言いながら、イシュさんが帰るその時まで「ケアレボハ(ありがとう)!」と手を振っていました。

第33回高知大方シーサイドはだしマラソン全国大会に研修員15名が参加

5月3日、ABEイニシアティブプログラム(注1)で来日しているアフリカの研修員10名とPacific-LEADS(注2)の2名、Peace(注3)の2名、C-BEST「産業人材育成事業」(注4)の1名の計15名が「大方シーサイドはだしマラソン全国大会」に参加し、砂浜をはだしで駆け抜けました!
このマラソン大会へは、今年で4回目の参加となります。研修員たちは、前日黒潮町に到着した時点から、「はだしマラソンでは、どこを走るの?」「走りきれなかったらどうしよう。」と不安と期待が入り混じり若干緊張している様子でした。しかし本番では、研修員も意気揚々とスタート!ランニング中もたくさんの歓声が、研修員の背中を押したようで、誰ひとり途中棄権することなく、最後まで走りきることができました。

参加研修員の感想

〇インドネシア出身 ダリウスさん(愛媛大学)
「はだしマラソンはすごく良かった。ビーチがとてもきれいで、スポーツと旅行の両方を同時に楽しむことができた。また、気さくで面白い人たちに出会うことができ、忘れられない日本の思い出になった。また来年も、この黒潮町に戻ってきたい。」

〇パプアニューギニア出身 デイビッドさん(鳴門大学)
「心からイベントを楽しむことができ、とても素敵な一日でした。私たち外国人研修員にとって、黒潮町コミュニティの人々と交流する良いチャンスとなり、はだしマラソンにも初めて挑戦できたことをとても嬉しく思う。」

〇カメルーン出身 アンジェさん(愛媛大学)
「はだしマラソンに参加しないかと声をかけられた時、面白そうだな、参加できるのが楽しみだなと思った。しかし、しばらくスポーツをしたり走ったりしていなかったので、マラソンの途中すごくしんどくて、正直ギブアップしたいと思った。でも、観客の皆さんの声援が私にとって大きな励みとなり、とても良い経験をすることができた。これからは毎週日曜日、走ろうと思う。」

〇ブルキナファソ出身 サンバさん(高知大学)
「アフリカのダンスを披露することができ、自分たちの文化を楽しんでもらえて嬉しかった。また、ブルキナファソには浜辺はないけど、自然がきれいなところはたくさんある。そこで、お金がないのでTシャツは無理でも、『私の人生』とかをテーマに絵を描いて展示すれば、たくさん人が集まり、喜ばれると思う。」

このように研修員たちは、はだしマラソンやダンスパフォーマンスを通して人々との交流を楽しむとともに、砂浜美術館の「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です」との考え方を自然や人々との触れ合いから体感し、「自分たちの地域でも自然を活かして地域を元気にする取り組みができるのでは」と、大きなヒントを得ることができました。