【報告】高知市民講座「中南米に見るもう一つの高知2018」を開催しました

2018年7月19日

「海外移住の日」である6月18日(月曜日)、高知県立高知城歴史博物館ホールにて、「中南米に見るもう一つの高知2018」をテーマに市民講座を開催しました。この市民講座は、高知県及び高知県国際交流協会との共催で、JICA横浜海外移住資料館で開催された「南国土佐をあとにしてー海を渡った『いごっそう』—」企画展のパネルの高知県内巡回展示の開始に合わせて実施されたものです。当日は、高校生や学校の先生、県議会議員の方など、様々な年代、職業の70名が参加され、JICA横浜(海外移住資料館館長)の朝熊所長のほか、大学講師、地元プロ野球球団副社長、小学校教諭といった、多彩な講師のお話に聞き入っていました。講演は、地元高知県からの移住の歴史や日系社会との繋がりが主なテーマであり、参加者の関心を集めました。特に高知県出身のパラグアイ日系3世の講師が語られた家族の歴史は移住の歴史そのもので、移住当初の大変さやスケールの大きさを身近に感じつつ、その中で、脈々と引き継がれてきた日本と高知への思いに胸が熱くなりました。

市民講座の会場には、巡回展示第一弾として、「ブラジル移民の父」と呼ばれた水野龍氏をはじめとした移住の歴史をリードした高知県出身の方々を紹介するパネルも展示されました。市民講座が始まる前の会場に、パネルに紹介された方のご親族の方が訪ねて来られ、熱心にそのパネルをご覧になられたうえで、大切そうに写真を撮られている様子も見られました。

市民講座の終わりに、一人の参加者の方が、「高校生や若い方がたくさん参加してくれたのは本当に素晴らしい」と目を細めて話されていたのが印象的でした。過去から今に続く移住の歴史と日系社会に思いを馳せ、遠くとも一番身近な「もう一つの高知」を再確認し、次の世代と未来にバトンを繋いだ一日となりました。
なお、この移住パネル展は、今後高知県内各所での巡回展示を予定しています。
展示の予定はJICA四国HPで随時お知らせいたします。

参加者からの感想

・高知県からたくさん移住者がいて私たち世代(10代)まで貢献していることがわかった。

・普通に過ごしていたら情報として入ってこないことばかりを知ることができてこれからの将来を考えるのに参考になった。

・日本の裏側で遠く離れた地域だと思っていた中南米の地域を感じることができました。日本を離れても日本を大切に思い支援してくださる日系人の方々の存在を知ることができた。

・高知県出身の移住者が海外でリーダーになった方がいるのは感動した。

・今回の講座を受講された方が学生や若い子が多いのにびっくりした。今後若い方が国際交流を広めていっていただきたいと思います。

・皆様が幸福に元気に過ごしてくださいますように。本日の話を聞いて皆様のご活躍と現在に至る生活をお聞きして勇気をいただきました。