【愛媛】定期講座2019「えひめと世界をつなぐにほんご」 第1回が開催されました!

2019年7月29日

講義「やさしい日本語」について

トルコ語でトルコ語を学ぶと・・・?

グループワークの様子

7月20日(土)に愛媛大学城北キャンパスにて、定期講座「えひめと世界をつなぐにほんご」の第1回『在住外国人の日本語学習について-どうやって日本語を学んでいるの?-』を実施しました。

今回は、愛媛大学国際連携推進機構 国際教育支援センターより高橋 志野副センター長、菅野 真紀子非常勤講師をお招きし、全国、愛媛県、松山市における在住外国人の登録者数、国籍、在留資格等について紹介いただいたのち、日本人と外国人が「ともに生きる地域」を作るために、公的機関による言語補償としての日本語教育の重要性と、相手が理解できることばでコミュニケーションを試みるための「やさしい日本語」、また「日本語」と「国語」の違いについての話がありました。

セミナーでは受講者が参加する活動も実施され、特に「外国語による外国語学習」を体験し、媒介語がないために不安やストレスを感じやすい学習者心理を追体験することによって、どのように学習者に理解を促せばよいのか、どのような態度が望まれるか、を深く考える機会となりました。そのほか、外国人を相手と想定した「やさしい日本語」によって生活情報を伝達することや、グループごとに意見交換を図る活動が取り入れられており、参加者からは「様々な視点から、日本語について考えることができた」、「『共生』の意味について考えることができた」、「企業の方にもぜひ参加していただきたい」という声が寄せられました。講座終了後には、早速、大学で実施している留学生向けの日本語クラスに申し込んだ方もいらっしゃいました。

第2回は「海外で行われる日本語教育のいくつかのかたち—JICA海外協力隊と日本語パートナーズの場合—」と題し、海外で日本語教育ボランティアとして活動を終えた2名の講師より現地での経験をお話しいただきます。9月28日(土)、同じく愛大ミューズでの開催を予定しております。ぜひご参加ください!