2019年第1回アイパル・JICA映画祭を開催しました!

2019年9月11日

【画像】 9月1日、アイパル香川にて香川県国際交流協会と共催で「アイパル・JICA映画祭」を開催しました!
この映画祭は、映画を通じて途上国の多様な文化や世界観に対する理解を深めることを目的に実施しており、映画の舞台になっている国に合わせてJICAの取り組みについても紹介しています。今回のプログラムでは「ギター・マダガスカル」の映画上映に合わせ、マダガスカルに関する講演と写真展を開催し、70名以上もの方に来場いただきました。

髙尾直子OVによる講演「マダガスカルの紹介&JICAボランティア体験談~魅力あふれる神秘の島マダガスカル~」

【画像】 はじめに、香川県出身で、青年海外協力隊の青少年活動隊員として2017年から2019年までマダガスカルに派遣されていた髙尾直子さんに、マダガスカルの紹介と、現地での生活や活動についてお話しいただきました。
 マダガスカルでは、児童の健康や学習環境改善のために、学校保健活動や栄養改善を目的とした啓発活動を行っていた髙尾さん。栄養改善の一環で現地の野菜「ラヴィトゥトゥ」を使ったケーキを現地のTVで紹介したとして、その時の動画を見せてくれました。動画の中で、マダガスカル語で作り方を説明する髙尾さんの姿に、参加者の方も感心しながら観ていました。

映画監督 亀井岳さんによるシネマトーク

【画像】 マダガスカル音楽のファンだったことが映画製作のきっかけだったという亀井監督。撮影時のエピソードに加え、マダガスカル独自の音楽が残った背景や、国内での地域ごとの音楽の特徴についてもお話しくださいました。参加者の方も「(監督の)トークがすごく良かった」「監督のトークで更にマダガスカルを深く知ることができた」と、マダガスカルについて理解が深まったようです。

ラジオFM香川「勝手にシネマニア」パーソナリティによるシネマトーク

【画像】 本映画祭ではおなじみ、FM香川の帰来雅基さんと中井今日子アナウンサーによるシネマトークでは、ゲストに髙尾さんと亀井監督を迎え、講演では語りきれなかったマダガスカルの魅力や撮影の裏話などについて話が盛り上がりました。

来場者の方からの映画の感想

 来場された方からは「現地の生活の中での音楽のシーンを切り取った生々しい日常が見れて、遠いアフリカを感じることができた」「ギター演奏のリズムは独特で、生活の中に音楽が根付いていると思った」「手作りのギターなのに非常に豊かな音色があって面白かった」などの感想が聞かれました。

マダガスカル写真展「アジアとアフリカの境界から」

【画像】 カメラマン久野真一氏がマダガスカルで撮影した写真を展示しました。メリナ王朝時代の建物が丘の上にひしめく首都アンタナナリボの街、欧州風の建物、厳しい農作業の様子、マダガスカル由来の動物たち、活力ある市場の朝、子供たちなど、マダガスカルの素顔が伝えられました。

JICA四国は毎年2回、香川県国際交流協会と共催で映画祭を開催しています。次回は2020年3月頃の予定です。