【愛媛】定期講座2019「えひめと世界をつなぐにほんご」 第2回が開催されました!

2019年10月1日

2019年9月28日(土)愛媛大学にて、定期講座「えひめと世界をつなぐにほんご」の第2回、「海外で行われる日本語教育のいくつかのかたち」を開催しました。
日本に在住する外国人の方々だけではなく、実は海外の学校でも日本語教育が行われており、JICA海外協力隊も世界各国で日本語教育活動を行っています。この講座では、JICA海外協力隊事業・(独)国際交流基金の実施する「日本語パートナーズ」事業の紹介に加え、各事業へ実際に参加されたお二人を講師としてお迎えし、参加を決めたきっかけや現地での活動、帰国後の取組についてお話しいただきました。

2016年~2018年にブラジルで活動を終え帰国した阿部善江さんは、社会人時代に出会った日系ブラジル人の人々との出会いから「日系社会」への関心が高まり、応募を決めたそうです。「日本・日本文化を受け継ぐ」日系社会では、他の国でのそれとはまた異なる「日本語教育」の一面を持ちます。

日本語パートナーズ事業に参加しインドネシアで日本語教育活動を行われた大上千智さんは、大学のプログラムでインドネシアへ行ったことがきっかけとなり、「大好きなインドネシアのためにできることをしたい」という思いから日本語パートナーズへ応募。活動の終盤には現地の子どもたちから日本語でメッセージを贈られ、その様子を撮影したビデオにこちらも感動してしまいました。

講演後の個別相談コーナーでは、参加に必要な準備や時期・講演で聞けなかった現地での体験などについて活発なやり取りが行なわれました。終了後には、受講者の皆様から「国際交流や国際協力について、今からできることを考えたい」「いつか決められないが、海外で日本語を教えてみたいと思った」と
年間5回開催するこの定期講座では、「日本語」を切り口として毎回さまざまなテーマを取り上げています。

次回(第3回)は『多文化共生をすすめるには~海外経験の活かし方~』というテーマで、同じくJICA海外協力隊OVが講師を務めます。「自分自身が外国人」を経験し、帰国後は外国人技能実習生の監理団体で活動するお二人の講師とともに、愛媛での多文化共生に関するヒントを探ります。
愛媛大学にて10月19日(土)13:00~16:30に開催予定です。参加費無料、そして遠方のかたはオンラインでの受講も可能です。ぜひご参加ください!