【開催報告】かがわ国際フェスタ2019が開催されました!

2019年10月31日

香川県の国際交流・協力イベント「かがわ国際フェスタ2019」が、10月14日(月・祝)にアイパル香川で開催されました。うまれる、つながる、ひろがる共生の「わ」をテーマに、香川県内のたくさんの国際交流・協力団体が集まり、ブースなどを出展。約5,700名が来場しました。

アフリカからのJICA研修員13名が自国を紹介しクイズ大会

セネガルで撮影した「アニメ柄のTシャツをきた子どもたち」の写真を紹介する内山氏

アフリカからの研修員(10か国13名)色とりどりの民族衣装です

大盛況のクイズ大会

 JICA四国では、午前中に2つのステージプログラムを実施しました。2011年から2013年まで青年海外協力隊としてセネガルで活動された内山光晴さんに、体験談をお話しいただきました。現地での生活や活動を、たくさんの写真を使って紹介してくれました。日本と同じような高層ビルが並んでいる都会や、緑が広がる田舎の風景もあれば、家族で大きなお鍋を囲んで手でご飯を食べている楽しさが伝わってくる写真や、路上に商品を置かれたマーケットの様子などもありました。内山さんは、アニメ柄のTシャツをきた子どもたちの写真を「この写真をみるとセネガルも日本も子どもたちの気持ちは一緒」だと。最後の言葉「知らなくても生きていける世界でも、知ったらもっと面白い!」を体感できるお話しでした。
 次に、10月3日から10月16日まで香川大学で地域保健医療実施管理を学ぶJICA研修員13名が各国の民族衣装を着て登場! ステージの上も一気に華やかに…。彼らは、出身国 ブルキナファソ・チャド・コモロ・コンゴ共和国・コートジボアール・ギニア・ニジェール・セネガル・トーゴ・チュニジアの10ヶ国の国の風習や食べ物について紹介しました。トーゴのアシ—(Asshi)さんは、トウモロコシの粉を煮込んだものを発酵させたKônhmや、発酵させないで食べるAkoumēというおいしそうなトーゴのご飯を紹介してくれました。
 全員フランス語圏の出身の研修員のため、香川ではあまり聞きなれない言語でのスピーチに、会場の皆さんも興味深く聞き入っていました。紹介の合間には各国のクイズ大会も行われ、クイズに正解した方々には、各国の民芸品をプレゼントしました。皆さんの温かい拍手は研修員の良い思い出になりました。

星野ルネさんと青年海外協力隊経験者のアフリカトークショー

抱腹絶倒のアフリカあるあるトーク

ステージの3人もノリノリ

JICA四国ブース

 続いて第2部では、カメルーン生まれのタレントで漫画家の星野ルネさんと、海外協力隊経験者としてカメルーンで環境教育活動を行っていた梶田真緒さん、第1部に続いてセネガルで植林の普及活動をしていた内山光晴さんによるトークショー「—それってアフリカあるある?日本あるある?—」がスタート。
 梶田さんとルネさんは、同じ時期にカメルーンに滞在。当時カメルーンで子どもから大人まで歌っていたヒットソング「Coller la Pettite」の話題で、最初から3人は意気投合。梶田さんのカメルーンでの驚きのプロポーズ体験や、現地での食生活などを楽しい話題が続きます。
 多くの海外協力隊員がアフリカで現地の人に呼びかけられる時の「プスッ」という言葉。日本人は音的なのか不快感を持つ人が多いのですが、ルネさんは「気にならない、いつでも誰にでも使える便利な言葉」。一方、ルネさんはカメルーンで現地の子ども達に日本語教えてと言われ、「車は日本語で“kuruma“」と話すと、子供たちが大爆笑。ゴロがおかしいのか音がおかしいのか?理由はわかりません。言葉の感じ方は、きっと母国語の違いや音的な要素が加わってくるのですね。カメルーンで子ども達を笑わせたい時は、「くるま」と言ってくださいと星野さんからのアドバイス。
 その後もカメルーン人が躍るか踊らないかなどなど、会場に何度も大きな笑いが起き、とても楽しいステージとなりました。

 JICA四国ブースでは、海外協力隊の応募相談などで来場者の方々とじっくりお話をさせていただきました!今回のフェスタも大盛況で幕を閉じることができました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。