【教師海外研修】松山市伊台小学校で実践授業が行われました!

2019年11月8日

ラオスでの経験を伝える

【画像】 JICAの教師海外研修の参加者は、国内で実施される帰国後研修に参加し、情報の整理や授業実践のアイディア出し、意見交換を行い、研修での学びをどのように教育現場に還元するかを考えます。愛媛県松山市から参加された森優美子先生は、現地での経験を同僚の先生方に伝えることで学びを共有し、子どもたちには様々な授業の中でラオスについて伝えていく予定です。
 10月25日は松山市伊台小学校1年3組の生徒24名が森先生とラオスについて元気にたのしく学びました。絵本『世界のあいさつ』で日本と外国のあいさつの違いを知った後、「日本と全然違ってなんかおもしろいですね?」と森先生が尋ねると、子どもたちからは大きなうなずきが返ってきました。

世界の『おもしろい』を感じる

ラオスの教科書をじっくり観察

協力してクイズ大会の問題を考えています

 森先生は始めに、ラオスの学校・住居・食事・乗り物・僧侶など、日本と違った人・建物・生活習慣などを写真で紹介された後、現地で入手したおもしろいものを使って、グループ対抗のクイズ大会を行いました。子どもたちは初めて目にするラオスのものをじっくり観察したり、触ったり、においをかいでみたり、身に着けたりしながら、グループの仲間と一緒に考えて回答しました。クイズを通じて、子どもたちはこれまで馴染みのなかったラオスを少し身近に感じることができました。
 ラオスの『おもしろい』を見て・触れて感じた生徒たちに、森先生が「ラオスを知ってどう思いましたか?」と問いかけると、子どもたちからは「ラオスのごはんを食べてみたいと思った」「トゥクトゥクに乗ってみたくなった」「ラオスに行ってみたいと思った」といった声があがりました。
 授業が終わり、休み時間に入ると、ある生徒が「あぁたのしかったー!」とつぶやきながら教室を出ていきました。子どもたちは森先生が一番伝えたかった『世界を知ることはおもしろい』のメッセージをしっかりと受け取っていると感じた瞬間でした。