(愛媛)JICA海外協力隊帰国隊員が愛媛県庁を表敬訪問しました

2020年10月7日

 2020年9月25日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い帰国したJICA海外協力隊のうち4名が愛媛県庁を訪れ、中村知事に帰国挨拶と報告のための表敬訪問を行いました。
 ラオスのスポーツタレントスクールにて陸上選手の内発的なモチベーションを高める工夫を織り交ぜながら選手の指導に携わった竹本海帆さん(派遣国:ラオス/職種:陸上競技)は、「今後もスポーツを通じた国際開発に携わりたい」と思いを語りました。
 現職教員特別参加制度(※)により参加した村上二郎さん(ミャンマー/体育)は、現地の教員養成校で体育教育および日本の教育について紹介する活動に携わった経験を「愛媛県の子どもたちのために還元していきたい」とのことです。
 塩崎友恵さん(ジブチ/看護師)は現地病院内での5S推進活動や診療業務補助などの活動を行いました。「状況が良くなればまた任地へ戻って活動に参加したい」との思いから、今後は国内病院での勤務を続け再派遣を待ちます。
 トンガスポーツ協会へ配属されていた仲渡新司さん(トンガ/体育)は、着任後わずか3か月で新型コロナウイルスの感染が始まったことから、4月以降に予定されていたナショナルオリンピック委員会での活動に携われず帰国することとなりました。「引き続き国内でスポーツトレーナーとしての技量を高め、再派遣に備えたい」と語りました。
 中村知事は各国の事情・隊員の活動について深く関心を持って下さり、短い時間ながらも隊員へ多くの質問を寄せて頂きました。未曽有の事態からやむなく活動途中で帰国した隊員への労いと共に「この貴重な経験を糧に、それぞれの分野で力強く羽ばたいて欲しい」との激励のお言葉を頂き、訪問を終了しました。

※現職教員特別参加制度…学校教員が「教員」の身分を保持したままJICA海外協力隊に参加する制度