(徳島)JICA海外協力隊帰国隊員が徳島県庁を表敬訪問しました

2020年11月4日

 2020年10月27日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い帰国したJICA海外協力隊のうち2名が徳島県庁を訪れ、福井副知事に帰国挨拶と報告のための表敬訪問を行いました。
 近藤千晶さん(派遣国:中国/職種:日本語教育)は、江蘇州泰州市にある小中高一貫校の高等部日本語クラスにて、大学入試に向けた日本語の授業や作文コンクール、スピーチコンテストの指導に従事しました。さらに、中国人日本語教師が集まる研修会において、日本文化紹介の講師も務めました。今後は、「協力隊経験を日本の子どもたちに伝えるとともに、外国にルーツのある子どもたちの支援を行っていきたい」と抱負を語りました。
 瀧本愛実さん(ブラジル/日本語教育)は、サンパウロ州のアラサツーバ日本語普及センターに配属されましたが、新型コロナウイルスの影響で滞在わずか2か月で帰国することとなりました。現地では3歳~70歳と幅広い年齢の生徒を対象に、ひな祭りや阿波踊りを題材に「使える日本語」の習得を意識して指導を行っていました。帰国後も、日本のスーパーや焼き肉等の映像を用いて、オンライン授業を展開しました。次期赴任に向けた待機期間中、多文化共生や協力隊活動の広報に注力してきたいと語りました。
 福井副知事は、徳島とのつながりや郷土文化も生かした両名の隊員の活動について深く関心を持ってくださり、「現地で築いた人間関係を大事に、つながりを継続していってほしい」と激励のお言葉をいただきました。