「とくしま国際消費者フォーラム2020」完成試写会及びTIS会議が開催されました。

2020年11月10日

 11月4日、国内外の有識者が消費者問題や持続可能な開発目標(SDGs)などについて意見を交わす、「とくしま国際消費者フォーラム2020」がオンデマンド配信にて開催されました。フォーラムでは国内外の消費者行政等の専門家や徳島県の飯泉知事のメッセージとともに、JICA中村俊之理事が「開発途上国におけるサステイナブル・カカオ・プラットフォーム」についてビデオメッセージを発信しました。「プラットフォームは、カカオ生産地支援に取り組むチョコレート企業やNGO、関心のある団体や個人を巻き込みながら、私たち消費者だけでなく、カカオ農家も幸せになれるような持続可能なカカオ生産と消費の実現を目指すパートナーシップ」と、その取り組みについて紹介しました。
 さらに、「消費者庁新未来創造本部と連携し持続可能な消費者行政、消費者教育を推進している徳島県の取り組みに注目し、JICAはこの取り組みと連携し、SDGsの達成による「誰一人取り残さない」世界の実現に貢献したい。」と発信しました。

■とくしま国際消費者フォーラム2020(オンデマンド配信)の様子はこちら
https://www.pref.tokushima.lg.jp/world.consumer.forum
以下の内容が掲載されています。
- ダイジェスト版ビデオ(40分)
- 海外有識者からのメッセージ&WEB座談会
- 国内からのメッセージ
- 徳島県の取組み
- 特別出演(JICA)

 またフォーラムに続いて「徳島県持続可能な社会を目指した国際連携ネットワーク(TIS)会議」が開催され、メンバーであるJICA四国 小林所長が参加しました。県内外の行政担当者や大学、消費者団体関係のメンバー15名から今後の消費者行政・消費者教育にかかる国際連携について議論がなされました。小林所長からは、「徳島では、JICA中・高生エッセイコンテストにおいて上位入賞者のフェアトレードに関するエッセイが素晴らしいものだったこと思い出し、徳島県の消費教育の先進性を実感した。一次産品の輸出国とそれらを消費する先進国の非対称性を知る機会の提供など、開発教育の視点を取り入れた消費者教育を展開していきたい」と提案しました。