【出前講座】大洲市立喜多小学校にてワークショップを実施しました

2020年12月1日

2020年11月13日(金)、大洲市立喜多小学校にて「世界がもし100人の村だったら(注)」のワークショップと、JICA海外協力隊体験談を実施しました。


(注)「世界がもし100人の村だったら」のワークショップで使用した教材は、開発教育協会(DEAR)発行の教材です。

「世界がもし100人の村だったら」ワークショップ

【画像】 まずは、ワークショップで女性差別や食糧問題など、世界の現状を体験。参加した児童からは、「世界には命に危険がある人に食べ物がわたらなかったり、人数が多いのに食料が少なかったりして十分に栄養を取れない人がたくさんいることを知って驚きました。その中で亡くなった人を思うととても苦しい気持ちになって助けたいと思いました。」「今私が生きていられるのは働いてくれる人や農業をしてくれている人や、家族のおかげで生きていけるということがすごく心に響きました。」といった感想が聞かれました。

JICA海外協力隊体験談

【画像】 後半は、JICA海外協力隊としてエクアドルで活動した講師の体験談。学校に行くことができない開発途上国の子どもや、児童労働についてお話ししました。「世界には学校に行きたくても行けない子ども達がたくさんいる」ということに衝撃を受けた参加者も多く、「当たり前に学校へ行けることに感謝したい」との感想もいただきました。また、何事も楽しもうとするエクアドル人の人間性に触れ、「幸せとは何か」「豊かさとは何か」を考えるきっかけにもなったようでした。

参加した生徒の感想(一部抜粋)

・世界の困っている人たちの力になろうとする気持ちがすごく伝わりました。私も少しでも協力できたらいいなと思いました。私は今回のお話を聞いて、世界の学校に行けない子どもや食料やお金に困っている人のために、少しのお金でも寄付をして、少しでも力になりたいと思いました。また、ボランティアについて、もっといろいろ知りたいなと思いました。

・今回の授業で、日本は豊かだけど、自殺する人が世界的に多く、平和だとしても幸せを感じることができなければいけないと思いました。日本より生活は困難でも幸せだと感じられる国の方がいいなと思いました。話を聞いて、幸せは、物の豊かさだけではつかみとれないんだなと思いました。 

・今回の話を聞いて、ぼくたちにできることは何かもっと知りたいと思いました。開発途上国のことに興味をもったので、他の国はどのようなことに困っていて、それをどうしたら助けられるのか考えていきたいです。

・世界には、どのくらい貧しい国や地域、人たちがいるかをもっと知って、命の大切さや尊さを考えていかなければならないと思ったのと、発展途上国がいつかなくなって、みんな豊かな生活が送れればいいなと思いました。

・私は、「学校に行きたくないな」「めんどくさいな」など思ってしまうことがあるけど、行きたいのに行けない子どもたちがいると知って、今までふつうだと自分が思っていたことがふつうじゃなかったということが分かりました。これからは、学校に行けることに感謝したいです。