(高知)教職員向けSDGsセミナーを開催しました

2021年8月6日

アイスブレーク

ワークショップでの授業案を発表

ワークショップでの授業案を発表

ワークショップで授業作り

ワークショップで授業作り

 2021年8月1日、オーテピア高知図書館で教職員や将来教員を目指す大学生、SDGsに関心のある方を対象に教職員向けSDGsセミナーを開催しました。参加者は31名でした。
 北海道立屯田西小学校教諭の渡辺道治氏の講演では、参加者自らが小学校6年生となり授業を体験してもらうことで授業作りの参考としました。
 次に、高知県四万十町立影野小学校校長の坂山英治氏の講演では、高知県内の学校での取り組みを動画などを通した紹介があり、参加者からの「SDGsってなに?」「SDGsを授業に取り入れたい」「SDGsの教材について知りたい」等の疑問に応えていました。午後のワークショップでは、実際に参加者が授業作りをしました。各グループがレインフォレスト・アライアンス認証(※1)や国際フェアトレード認証(※2)などのラベルを一つ選び、その商品の値段の安いものと高いものを比べ、なぜ値段が違うのかなどから子供たちに考えさせる授業の大切さを学びました。
 最後に、参加者が授業作りなどで普段抱える悩みなどを情報共有し、全体で振り返りをしました。引き続き、参加者同士の情報交換や勉強会等の開催のために、ネットワーク「SDGsKOCHI」を作り、情報共有を行うこととし、セミナーを終了しました。


※1:レインフォレスト・アライアンス認証…森林の減少により、生物多様性や気候変動に悪影響を及ぼしている状況を受け、主に農業を対象に、地球環境保護と人々の持続可能な生活を確保することを目的としたもの。

※2:国際フェアトレード認証…ある製品の原料が生産されてから、輸出入、加工、製造工程を経て「国際フェアトレード認証製品」として完成品となるまでの全過程で、国際フェアトレードラベル機構が定めた基準が守られていると証明するもの。

参加者の感想(アンケートから一部抜粋)

坂山先生

渡辺先生の講演の様子

渡辺先生との振り返りの様子

感想を述べる参加者

最後に渡辺先生よりバイオリンの音色をプレゼント

■渡辺氏の講演より
・身近な例からSDGsを考えることの大切さがわかりました。自分には無関係という考えを無くすことができたと思います。
・ぼんやりとしたイメージだったSDGs授業の具体的なやり方をいくつも紹介してもらえたので、自分で実践する見通しを持つことができた。
・SDGsの授業作りに参考になることをたくさん知れました。どれだけ身近な例にあてはめながらSDGsについて考えさせていくのかが大切だなと考えました。
・授業の構成がよくわかり、今後の指導に活かせると思った。

■坂山氏の講演より
・組織として取り組むことの良さ、そして子供の学びをしっかり見せていただきました。子供たちの姿が証明していました。素晴らしい実践だと思う。
・授業の例をたくさんあげて、「地球人」という目標を明確にしてSDGsがそこへ向かうための手段であるということが分かりやすかった。
・高知で教員を目指しているので、SDGsの実践例を知れてよかった。
・先生の実践を通して、熱い思いを受け取ることができました。SDGsについては、「自分事」としてどう捉えさせるかが大事だと思いました。