(香川)映画上映&トークショー「FUNAN」を開催しました!

2021年10月27日

【画像】 10月10日、かがわ国際フェスタ2021がスタートし、オープニングイベントとして映画上映&トークショー「FUNAN」を開催しました。
 このイベントは、映画を通じて途上国の多様な文化や世界観に対する理解を深めることを目的に実施しており、映画の舞台になっている国に合わせてJICAの取り組みについても紹介しています。

 今回は、1970年代の武装組織クメール・ルージュ支配下のカンボジアを舞台とした映画『FUNAN-フナン-』を上映し、JICA海外協力隊としてカンボジアに派遣後、現在も現地で生活をしている楠川富子さん、足利美月さんと会場をオンラインで繋いでお話を伺いました。幅広いJICAの活動について知っていただけるイベントとなりました。

JICA海外協力隊OV足利美月さん 体験談

 足利さんは青年海外協力隊としての任期終了後に現地の日系企業に就職し、現在もカンボジアで生活を続けています。

 カンボジアの人は毎日の食事を大切にしており、あいさつでごはんを食べたか聞かれ、食べていないと答えると仕事中でも最優先で食事に連れて行ってくれるそうです。

 そのほかにも現地の食べ物や宗教などの文化や職場の様子、地方と都市の違いなど、写真を通して語られる今のカンボジアの様子を会場の皆さんも興味深そうに聞いていました。
 足利さんのユーモアを交えたお話に会場でも笑いが起きるなど、とても楽しい体験談でした。

楠川富子さんをゲストに迎えたシネマトーク

 FM香川パーソナリティの帰来雅基さん、中井今日子さんが、シニア海外ボランティアの経験をきっかけに現在カンボジアでNGOを立ち上げ活動している楠川さんに現地の活動等をうかがいました。

 楠川さんは現在、首都プノンペンから1時間ほどのカンダール州で、衛生指導や学校への保健室の整備などを中心に活動されています。香川で支えてくださっている皆さんにも感謝の思いを伝えておられました。

 カンボジアではコロナ禍で外国の団体からの援助がなくなったのをきっかけに、少しずつ自立する方向に意識が向いていると感じるそうです。楠川さんが長年取り組んできた衛生指導の分野にも現地の人の理解が一気に進んできています。
 明るく楽しい楠川さんの語り口に会場も和やかな雰囲気になりました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。