(香川)三豊市立詫間中学校とウズベキスタンのタシケント225番学校でオンライン交流を行いました。

2021年12月6日

職業を選ぶ際の条件を考える

家族からかけられた言葉を書き出す

ウズベキスタンの生徒へ質問

ウズベキスタンの日本語クラブの生徒たち

ウズベキスタンの日本語クラブの生徒たち

 JICA四国が実施する教師国内研修「地域の多文化共生」の実践授業として、詫間中学校 岩田典男先生が「自分の夢を考えよう」を3年1組で実施しました。

 授業前半は、各自がA4用紙を4等分し、3つの本当の夢と1つのうその夢を記入し、各グループで発表しあい、どれが本当の夢かをあてあいっこしました。その後、職業を選ぶ際の必要な条件をランキングにしたり、前週のテスト期間に家族からかけられた言葉を思い出し、その言葉にどのような思いや気持ちがあるかを考えました。
 後半は、「ウズベキスタンの子ども達に将来の夢を聞いてみよう」と、愛媛県出身青年海外協力隊の河上 彩さん(職種:青少年活動)の配属先のタシケント225番学校の日本語クラブの生徒たちとオンラインで交流しました。河上さんが青年海外協力隊をめざした理由や学校の様子を紹介してくれ、その後同校で日本語を勉強している5名の学生と交流しました。ウズベキスタンの学生は、日本のアニメが好きで、いつか日本に行ってみたいと日本語の勉強を始めた人が多く、事前にノートに質問なども書いて準備してくれていました。今まで聞いたこともなかったウズベキスタンという国で、一生懸命日本語を勉強している学生がいることに、詫間中学校の皆さんはとても驚いていました。また好きなアニメやキャラクターのお話で盛り上がりました。
 最後に、世界どこにいてもつながることができること、外国の人と直接話すことが偏見をなくせると感じたこと、ウズベキスタンの子どもたちが夢を持って頑張っていること、英語でウズベキスタンの生徒と会話が通じた喜びなどの感想が述べられました。相手に聞きたい、伝えたいという気持ちの高揚感を参加者全員が感じました。
 
 この授業・交流が、詫間中学校の3年1組とウズベキスタンの日本語クラブの皆さんが自分の夢に向かって進むきっかけになれたらとてもうれしいです。