ジュバ看護助産師学校、南スーダン初の看護師・助産師を輩出

2013年9月4日

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ジュバ看護助産師学校

2013年8月29日、ジュバ看護助産師学校(Juba College of Nursing and Midwifery:JCONAM)の卒業式が行われた。卒業生は看護学科13名、助産学科17名の合計30名。今回の卒業生は南スーダン独自の3年間にわたるカリキュラムに基づいて初めて育成された正看護師・助産師であり、独立後間もない南スーダンの保健状況を改善していく人材となることが期待されている。今回の卒業式はその節目となる、歴史的な一日となった。

卒業生の母校であるJCONAMは2010年、南スーダン保健省を支える多くのドナーの協力によって開校した。JICAは2009年から2013年まで「戦略的保健人材育成プロジェクト」を展開し、2010年、2011年にJCONAMの改修・拡張を実施。教室、図書室、実習室などが建てられた。また、日本人専門家が派遣され、教官に対する技術指導が行われたほか、妊婦疑似体験ジャケットや分娩台などの実習用機材が供与された。加えて、国連人口基金やカナダ国際開発庁なども協力して教官に対する技術指導を行った。

JCONAMは南スーダン政府が初めて設立した正看護・助産師学校である。3年間のカリキュラムを終了した今回の卒業生は今後、ジュバを初めとする南スーダン各地に配属され、南スーダンの保健医療サービスの改善に尽力していくこととなる。

南スーダンでは、妊産婦死亡率は10万対2,054、5歳未満児死亡率は1000対135となっており、世界でも劣悪な水準である。今回の卒業生が各地で活躍し、今後これらの悲惨な状況が改善していくことが強く期待される。日本は「基礎生活向上支援」を援助重点分野として、保健分野に対して継続して支援を行っている。