南スーダン第二の都市マラカルで河川港改修の起工式を開催

2013年11月28日

11月28日(木)、南スーダンのアッパーナイル州の州都マラカル(注)で、河川港改修の起工式が開催されました。現在のマラカル河川港の台船用桟橋は建設から10年が経過しており、老朽化が激しく、大型車両が桟橋に乗り入れることが出来ません。そのため、人力により荷揚げ・荷卸しがなされていますが、人力での貨物の移動には時間がかかり効率性に大きな問題を抱えています。新しい台船用桟橋が完成すれば大型車両を利用した効率的な荷揚げ・荷卸しが可能となり、また、新たに建設される客船用桟橋により乗客の安全も向上することが期待されています。

先方政府や利用者の期待も高く、起工式には、アッパーナイル州副知事、アッパーナイル州公共事業・地方開発省大臣が出席したほか、ジュバから中央政府土地・住宅・都市計画省から土地局長、運輸・道路・橋梁省から港湾局長、メディア、JICA関係者が参加し、賑やかな式典となりました。

アッパーナイル州公共事業・地方開発省大臣は式典で、「南スーダン・スーダン間の国境が再び開けばマラカルは南スーダンで非常に重要な都市となる」と述べ、河川港が果たす役割が大きいことを強調しました。また、副知事は、「本日は大変すばらしい日である」とし、マラカルの市民が河川港の改修を待ち望んでいることを強調し、日本の支援に謝意と期待を述べました。

(注)スーダンと接するアッパーナイル州の州都。ナイル川沿いに位置し、南北スーダンの首都間の河川交通・貿易の中継地点となっている。南スーダンほか地方への交通インフラが未整備なこともあり、スーダンからの帰還民による人口増大に都市機能が追い付いていないという課題を抱えている。
JICAは現在「アッパーナイル州マラカルタウン社会経済インフラ総合開発計画および緊急支援計画策定プロジェクト」を実施しており、このプロジェクトの中で、マラカルタウンの社会・経済インフラ総合開発計画(マスタープラン)を作成している。JICAはこのマスタープランに関連して3つの緊急支援事業(港湾、給水、道路)を実施中であり、「マラカル河川港改修」はそのうちの一つである。

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起工式で工事開始のスイッチを押すジョン・イヴォ副知事

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起工式でスピーチをするJICA南スーダン事務所小林知樹次長

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工事が開始されたマラカル河川港