包括的農業開発マスタープラン(CAMP)が国会承認されました!

2017年3月23日

2017年3月7日(火)、JICAが策定を支援した包括的農業開発マスタープラン(Comprehensive Agriculture Master Plan:CAMP)が南スーダンの暫定国民評議会(いわゆる国会)において承認されました。

CAMPとは、南スーダンの作物、林業、畜産、水産及び横断的課題を網羅する農業分野の長期開発計画で、25年間をかけて食料安全保障の確立から、経済のけん引役となる農産業を確立することを目指します。

JICAは2012年から「包括的農業開発マスタープラン策定支援プロジェクト」を通じてこの策定プロセスを支援してきました。これは南スーダンにとって初の試みであり、多くの苦労を伴いました。データや情報が不足する中、現地調査を重ね、また、調査や分析、戦略策定といった業務経験が不十分な政府職員に対し、JICA専門家が忍耐強く、きめ細やかに指導を行い、およそ3年をかけてマスタープランを完成させました。

今般、CAMPは国会の承認を得られたことで正式に国家文書になりました。これは、南スーダン政府が国民のために農業開発を実施していく、という強い覚悟と意志の表明と考えます。

南スーダンは2011年7月に北のスーダンから独立し、国家建設に取り組み始めましたが、2013年12月、そして2016年7月に衝突が起きた他、経済の悪化、避難民の増加、また最近では飢饉の発生等、国民の生活は困窮し、緊急人道支援のニーズが高まっています。中長期的には、農業生産を増やし、食料自給率を高め、ひいては農産業を確立・発展させることで、国民の生活を改善し、緊急人道支援に依存し続けない社会づくりを行うことが重要と考え、JICAは独立前から南スーダンの開発支援を継続して行ってきました。

国会承認を得たことで、CAMPの策定はようやく完了し、いよいよ実施段階へと移ります。南スーダン政府の新たなチャレンジを、JICAは引き続き支援していきます。

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