南スーダンの首都ジュバ市をきれいに! Clean up Juba!

2018年2月13日

2011年に独立を果たした南スーダンの首都ジュバ市は、推定人口150万人。人々の生活の中で排出される廃棄物の管理が適切にされているとは言いがたく、街中には不法投棄されたごみが散見されます。

2017年2月から2018年8月までの間、ジュバ市のごみの収集・運搬・処分に関する現状を把握し、ジュバ市の廃棄物管理マスタープランを作成するための基礎情報を収集することを目的として、「ジュバ廃棄物管理情報収集・確認調査」を実施中です。ジュバ市の廃棄物管理業務を所掌する、南スーダン環境・林業省、ジュベック州環境省、ジュバ市役所環境・衛生局の職員とともに、調査を行っています。

この調査では、南スーダンの北隣の国、独立前は同じ国であったスーダン環境・天然資源・開発省の支援を受けています。スーダンは、日本からの無償資金協力によるゴミ収集車の供与や廃棄物管理システム向上のための技術協力を受け、廃棄物管理システムを向上させた国です。

調査中、南スーダンの廃棄物管理担当省庁職員がスーダンの首都ハルツームを訪れ、ハルツーム市の廃棄物管理の現場視察やスーダン環境・天然資源・開発省職員との意見交換・情報交換を通じて、廃棄物管理能力の向上に努めています。また、スーダン環境・天然資源・開発省職員がジュバを訪れ、ジュバ市役所職員とともにジュバ市のごみ量発生調査を行いました。この結果、ジュバの1人1日当たりのごみ排出量は650グラム、日本の平均939グラム(環境省、2017年3月発表)と比較しては少ないですが、他の途上国と比べるとやや多い結果となりました。

2017年11月には、ジュバ市のカトール地区で‘クリーンアップ・キャンペーン’を行い、150名の市民の参加を得て、地区のマーケットに不法投棄されていた廃棄物トラック5台分、ごみ袋250袋分を収集・処分しました。

翌12月中旬には、ハルツームにおいてワークショップを行い、これまでの調査の成果を報告するととともに、ジュバ市の120世帯を対象に、ごみ収集・運搬・処理の一連の廃棄物管理を行うパイロットプロジェクトを行うことを計画しました。パイロットプロジェクトでは、実現可能性の高い廃棄物管理を目指して、ごみ収集運搬人の雇用、ごみ収集料金の徴収、簡易的なごみ処分場の整備及び適切な処分等により、対象120世帯に対し、週2回、ごみの定時定点収集を目指します。2018年3月1日からの実施を目指し準備中です。

JICAは引き続き、ジュバ市の廃棄物管理能力向上のため支援を継続していきます。

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クリーンナップキャンペーン1

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クリーンナップキャンペーン2

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ごみ発生量調査1

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ごみ発生量調査2

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パイロットプロジェクトの議論1

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パイロットプロジェクトの議論2