スリランカ民主社会主義共和国における土砂災害被害に対する現地調査の実施

2014年11月25日

10月29日に発生した土砂災害に対して、11月5日の空中調査に続き、11月19日から20日にかけて現地調査を実施しました。

今回の現地調査では、「土砂災害対策軽減プロジェクト」長期専門家の判田乾一チーフアドバイザー(国土交通省より派遣)、業務実施コンサルタントの原龍一チームリーダー((株)地球システム科学:ESS)及び地すべり対策を専門とする大河原彰氏(日本工営(株):NK)の3名が現地防災関係機関と協働して実施しています。

日本で大規模な災害が発生した際には、ヘリコプターにて空中から災害の全体像を把握する調査を実施し、被害の概要を把握すると共に被災地や周辺地域を含め二次災害の危険性が無いかを判断し、緊急対応の意思決定に役立てています。その後、災害発生メカニズムや経緯を確認するために現地調査を行っています。他方で、スリランカでは発災直後には捜索救助活動に重点をあてた活動を実施している為、このような災害アセスメント調査はあまり実施されていないのが現状でした。

今回発生した土砂災害は、記録上で最悪の被害を出しており、被害の深刻さを踏まえ、OJTによるカウンターパートの能力強化も含めて調査を実施しました。

調査の結果は、技術協力プロジェクトのカウンターパートである国家建築研究所だけでなく、災害管理センターや気象局等の防災対応を行う機関に報告しています。また、今回の災害及びその後の調査を踏まえ、スリランカ政府の災害対応を強化するために提言を行っています。

以上