ハルツーム2職業訓練センター電気科に初のボランティア!

2012年10月23日

—電気・電子設備 桑野 利一(くわの としかず)さん(青年海外協力隊)—

アラビア語で授業をする桑野さん

高い集中力を見せる生徒たち。積極的に挙手をして発言します

電気科の生徒たちと一緒に

ハルツーム市にある、ハルツーム2職業訓練センターでは、約1200人の生徒が、自動車、電気、金属加工、設計、空調などについて学んでいます。

桑野さんは、2012年9月より、青年海外協力隊、電気・電子設備隊員として電気科の2年生、約110名を対象に、電気理論の授業を担当しています。

スーダンでは、職業訓練が国家の産業を支え、発展させるために重要であると認識されているものの、予算が少なく、実習機材も十分に整っていません。そんな中、2008年に日本の無償資金協力で職業訓練センターに機材が導入されたことをきっかけに、日本人技術者によるスーダン人技術者養成への期待が高まりました。

桑野さんは、9年間、東京電力に勤務し、引込線工事や配電機器の保守・メインテナンスについての専門性を高めました。技術者としての経験を積んでいく中で、「学んだ技術を日本だけではなく、もっと広い世界で生かしたい」と考えた桑野さんは、東日本大震災を機に退社し、青年海外協力隊への参加を決意。

「自分が働きかけたことに対して、生徒の進歩が見えたときが、何よりも嬉しい」と、教えることへの喜びを語る桑野さん。まずは、生徒に基礎基本を定着させ、生徒自らが学ぼうとする意欲を持てるよう、日々の授業づくりに奮闘中です。桑野さんと生徒たちの意欲が、同センター内の講師陣に伝わり、センター全体としての指導力向上へとつながることが期待されています。