待望の日本語教師 ハルツーム大学アフリカ・アジア研究所に着任

2012年10月23日

—日本語教師 鶴岡 聖未(つるおか きよみ)さん(青年海外協力隊)—

楽しい雰囲気の中、受講生の関心をひきつけて授業を進める鶴岡さん

スーダン最大規模の国立総合大学、ハルツーム大学アフリカ・アジア研究所において、一般市民を対象とした日本語公開講座が開講しました。7月〜9月に第一期生のカリキュラムが終了し、現在約30名の第二期生へ講義が行われています。

講師としてこの講義を担当しているのは、青年海外協力隊として着任した鶴岡さん。トンガ、マレーシア、タンザニア、セネガルと、四カ国で日本語教師を勤めた鶴岡さんは、経験も豊富で、授業中は双方とも笑顔が絶えません。

同大学での日本語教育は、1990年代に日本からの支援停止後、休止状態にありました。2011年には、日本への留学経験がある講師、イスマエル氏が少人数を対象に日本語ゼミを開催していましたが、受講希望者が増加したため、市民公開講座の開講を検討。大学のウエブサイトで受講者を募集した結果、あっという間に定員が集まり、受講希望者の熱い要望に応えるかたちで、鶴岡さんの赴任となりました。

集まった受講生は、年齢も専門分野も様々です。戦後、急激な経済復興を成し遂げた日本の国力に感銘を受け、日本語を学ぶことに決めたという土木技師のマゼンさん(24)は、「ここで学んだ日本語を生かして日本の技術を学び、将来は日本の技術力を自らの専門分野に取り入れて、スーダンの発展に貢献したい」と、夢を語ってくれました。

“日本語を通じて日本を伝える”鶴岡さん発の日本語教育は、今後さらに多くの層を巻き込み、広がりを見せていきそうです。

受講生はメモをとりながら真剣に耳を傾けます

日本語の自己紹介に少し緊張

授業では、日本の文化風習の紹介もしています