スーダンで5Sカイゼンアプローチを広めよう!

2016年1月8日

「オーナーシップがなければ、そこにはリーダーシップもありません!」こう語るのは、スーダンの5S推進者であり、ハルツームにあるオンドルマン産科病院に勤務するルブナ医師です。「我々が実践しているのは、病院スタッフを力ずくで変えようとするのではなく、ポジティブな変化を感じて納得してもらうことなのです。より良い恩恵に気づいてもらうことが、スタッフのオーナーシップを醸成し、彼らの抵抗を緩和することにつながるのです」ルブナ医師はこう続けました。

スーダン連邦保健省はオンドルマン産科病院の技術支援を受け、プライマリーヘルスケア(PHC)政策アドバイザーである清水専門家の活動の一環として、5Sカイゼン導入研修を2015年10月に開催しました。保健省や病院に勤務する、業務改善や資源の有効活用に関心が高いマネージャーレベル38人を対象として、シンプルに保健サービスの質の改善に成果をもたらす「5Sカイゼンアプローチ」を知ってもらうことを目的に実施されました。

「5Sは職場でも家庭でも、いつでもどこでも実践できるのです!」と自ら5Sファンという、同病院に勤務するハラ医師はファシリテーターを務めました。彼女は病院内で実践されている5S活動について語り合うミーティングを毎週開催しています。こうした「繰り返し」による対話により、病院スタッフは自然と意識化するようになり、持続的な5S活動につながっていると言います。

「みなさん学んだことを早速実践し、職場の同僚たちにこの恩恵を広めて下さい!」と修了式で激励したのは連邦保健省でJICAフォーカルパーソンのイプティサム医師です。スーダン連邦保健省とJICAは、新たな技術協力プロジェクト「プライマリーヘルスケア拡大支援プロジェクト」を2016年に実施予定です。清水専門家は「この研修で培った基本姿勢は、5Sカイゼンアプローチの導入により、保健サービスの質の改善を目指す次期プロジェクトに受け継がれると確信しています」と述べ、今後の大きな展開に期待します。

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保健省、病院、研究機関から38名が5Sカイゼン導入研修に参加しました。

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ワークショップ参加者は、オンドルマン産科病院で行われている5S活動を視察しました。 。

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スーダンお決まりの5Sポーズ。ハラ医師(左)、ルブナ医師(右から2番目)、清水専門家(右)。