キッズテニス イン ジャマイカ&ホンジュラス

ジャマイカ ブルーマウンテン編

レゲエの王様ボブ・マーレーのリズムに乗りながら、やって来ましたカリブのジャマイカ。レゲエ発祥の地として世界的に有名なこの地は、JICAオフィシャルサポーター伊達公子さんの目にどのように映るのでしょうか!

隊員の活動を視察

IT技術広域研修

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広域ITワークショップの様子

伊達さんがまず立ち寄ったのはモンテゴベイで開催されていた情報技術(IT)分野の維持管理ワークショップ。この集まりには、ジャマイカ国内のIT隊員とそのカウンターパート(C/P)だけでなく、ドミニカやベリーズといった周辺国に派遣されている隊員とそのC/Pも参加し、お互いのノウハウや改善点について経験に基づく実践的な情報を交換していました。

体操隊員の活動視察

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前列左が注目株のシャネー。後列真ん中が石本さん、右が西田隊員。

ジャマイカで体操競技といってもピンと来ないかもしれませんが、首都キングストンで将来の体操五輪メダル候補!に出会いました。その名はシャネー。若干11歳の彼女は、高難度の技を次々とマスターします。そしてこのシャネーを指導するのが青年海外協力隊OBの石本さんと現役隊員の西田隊員。石本さんはかつてジャマイカで体操を指導していたときに出会ったシャネーの才能に着目。自分で体操機材を調達し、そのままジャマイカで指導を継続しているという熱血漢です。西田さんも、地域の子どもたちに熱心に体操を指導しています。

・キッズ・テニス in ジャマイカ

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ボレーの練習、それっ!

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右端が中澤隊員「大切に使わせていただきます!」

ジャマイカは暑っっっっい!

夏の日差しが降りそそぐ中、伊達さんは午前・午後の2回にわたりキッズ・テニスを開催。市内の8つの学校や施設から総勢120名の子どもたちがラケットを手に、そして微笑を顔にコートを飛び回りました。子どもたちの中には「来週も来てくれる?」とおねだりする子もたくさんいました。

東レパンパシフィックテニスから寄贈いただいた中古ラケットを、ジャマイカでテニスを教える中澤純人隊員に引き渡しました。受け取っているのはジャマイカテニス協会の副会長です。

ホンジュラス ポップコーン編

常夏のジャマイカからやってきたホンジュラスの気候は、肌寒く感じられました。降り立った空港も、これが国際空港かと見まがうほど小ぢんまりとしていてなんだか暗〜い感じ。でも街行く人に「オラ!(こんにちは)」と声をかければニッコリ笑って「オラ!」と陽気に返ってくるところは、さすがはラテンの国です。ジャマイカとホンジュラスのダブルヘッダー2試合目。それでは早速ホンジュラスへご案内しましょう。

算数プロジェクト

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プロジェクトが作成した教科書。カラフルで勉強が楽しくなりそう!

ホンジュラスでは、専門家派遣、研修員受け入れ、機材供与がパックになった「技術協力プロジェクト」を視察しました。今回訪問したのはホンジュラス事務所一押しの「算数指導力向上プロジェクト」。ホンジュラスでは算数の学力低下が生徒の留年や退学の原因といわれており、その学力向上が急務とされています。このような背景のもと、JICAが実施するプロジェクトでは、わかりやすい教科書作りと、それを使って指導する教師の指導力向上を目指して活動しています。教師に対する研修では、青年海外協力隊員も活動に加わり地方でセミナーを開催しています。

キッズ・テニス in ホンジュラス

【写真】キッズ・テニス イン ホンジュラスの様子

常夏のジャマイカとは打って変わって雨、風、寒さの混在するホンジュラス。しかし、そんな不安も伊達さんと子どもたちの笑顔の前に影を潜めていました!

ホンジュラスでは知的障害児を含む子どもたち40名に対し、約1時間30分にわたりキッズ・テニスを行いました。テニスの御礼に一握りのポップコーンを伊達さんに手渡す子もいて、会場はほのぼのとした雰囲気につつまれました。