北澤豪 シリアを駆け巡る(2005年2月)(2/3ページ)

【写真】ミニゲームの様子

当初、緊張気味だった子供たちもしだいに慣れてきて、ミニゲームでは伸び伸びとプレー。北澤さん曰く「練習中でも、型にはまったプレーだけをするのではなく、想像力を生かして自由にプレーさせたい。ボールをどれだけキープして、いつパスをするかがキーポイント。」

【写真】JICAカップサッカー大会

第1回JICAカップ・サッカー大会は、ダマスカスのファイハ・スタジアムで開催された。全国10ヶ所の難民キャンプから中学生8チーム、合計120人が参加。この大会はJICAがUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)と協力して実施。シリアと日本のサッカー協会やアディダスもこの趣旨に賛同して協力してくれた。

【写真】チア・ガール集団

ダマスカスのキャンプから集まったチア・ガール集団。表に「UNRWA」裏に「JICA」のロゴが入ったピンクのTシャツを着て、最初から最後まで可愛らしい声援を送り続け、時にはチア・ダンスを披露。

【写真】応援に駆けつけた子供たち

ハマの応援団。ダマスカスの北約200kmにある町からバスに乗って駆けつけた子供たち。最も熱い応援を送った結果、地元チームを優勝に導いたのだろう。

【写真】優勝カップを掲げる

参加8チーム(ダマスカス3、アレッポ1、ラタキア1、ハマ1、ホムス1、ダーラ1)の中から、決勝はハマとダマスカスの戦いとなり、PK戦の結果、ハマが優勝。優勝カップ、表彰状、そして緒方理事長のサインとメッセージが入ったサッカーボールを受賞。

"Peace & Friendship"Sadako Ogata

【写真】メッセージ入りサッカーボールを贈呈

表彰式の場では、理事長サインとメッセージの入ったサッカーボールをUNRWAシリア代表のレックスさんにも感謝の意味を込めて贈呈。今回のサッカー大会は、JICA事務所の自発的な企画と所員全員のがんばり、そしてUNRWAの強力な支援がなければ実現しなかった。