北澤豪 シリアを駆け巡る(2005年2月)(3/3ページ)

【写真】村の入り口に立つ北澤さんとレイナルドさん

専門家と青年海外協力隊員がCBR(地域に根ざしたリハビリテーション)活動を支援している村の入口に立つ北澤さんとレイナルドさん。看板には日章旗と JICAのロゴが掲示されている。CBRは、すべての障害児(者)が、その地域で健常者と同様の暮らしができるように、保健、教育、就労、さらに文化・スポーツへの参加などの機会を保証していくような地域社会を作り上げようとするもの。

【写真】歓迎のダンス

村の子供たちが、民族衣装で北澤さんの歓迎ダンスを披露。この村では、JICAの協力でCBR活動を始めてまだ1年弱。すでに青年男女ボランティアが20名ほど集まっており、障害者の個別家庭訪問や啓発活動を始めている。すでに障害者と健常者が一緒になって生活している空気が感じられる。

【写真】参加者とともに

肢体不自由者と健常者が一緒にシッティング・バレーボールを行っている。この日は北澤さんもレイナルドさんも参加。フットワークが得意なサッカー選手が全く足を使えないのはきつそう。

【写真】集まった村人

村の学校には、北澤さんを見るために600人もの村人が集まった。女性や子供たちも多く、普段なかなか想像つかないアラブ社会の家庭を垣間見たような感じだ。

【写真】キックをガイダンス

大歓迎を受けた北澤さんが、御返しとして子供たちにサッカーボールのキックをガイダンス。障害児も健常児も思いっきりPKシュート!

【写真】車椅子の人たちとともに

隣のコートでは、車椅子の人達と知的障害者が健常者の女性たちと一緒にバスケットボールをプレー。日本でもあまり見たことのない光景に、北澤さんも一言。「よく1年でここまで来れたな。すごいことだね。」

【写真】優勝チームとともに

JICAカップ優勝ハマ・チームの学校を訪問。優勝チームメンバーや学校の子どもたちと交流。

北澤さんは、常に温かい眼差しで子供たちに接し「サッカー通じて仲間を大切にして互いに支え合おう」「目標を持ってポジティブに生きよう」と力強いメッセージを送り続け、難民キャンプで生まれ育ち、困難な中にあっても笑顔を絶やさない子供たちに夢と希望を与えた。