北澤豪 南米に挑む(2006年2月)(1/4ページ)

2006年2月2日(木曜)

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リプロダクティブヘルスの研修を視察

JICA オフィシャルサポーターの元サッカー日本代表、北澤豪さんが2月1日から12日まで、南米のパラグアイ、エクアドルを訪問しました。日本の反対に位置する南米大陸。北澤さんが成田からアメリカ・ニューヨーク、ブラジル・サンパウロを経て、12時間の時差のあるパラグアイの首都アスンシオンに到着したときには約26時間が経過していました。南米は今、夏。日中気温は45度近くまで上がり、湿度も日本の夏のよう。

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技術協力プロジェクト「南部看護・助産継続教育強化」のみなさんと

そのようななかで北澤さんは早速アクティブに活動を開始。技術協力プロジェクト「南部看護・助産継続教育強化」のサイトを訪問、現地の看護師・助産師によるリプロダクティブヘルスの研修を見学しました。長男、次男、長女の出産に立ち会っているという北澤さんは、専門家たちにも熱心に質問。「このプロジェクトの成果が広がって、ぜひ安全なお産が広がってほしいですね」と話しました。

その後、日本大使館を表敬訪問し、パラグアイの国民的飲み物テレレを飲みながら高橋利弘大使(当時)からパラグアイの歴史や一般事情などをうかがったあと、JICAパラグアイ事務所を訪れ、斎藤寛志所長らからJICA事業概要などについて説明を受けました。夜は、アスンシオンに本部がある南米サッカー連盟(CONMEBOL)の招待を受け、パーティーに出席しました。

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高橋大使からテレレについて説明を受ける北澤さん

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パラグアイ事務所の前で、斎藤所長とともに

2006年2月3日(金曜)

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オルテガ会長の説明を受けながら、パラグアイで作った陶磁器を見る北澤さん

アスンシオンにある日本パラグアイ人造りセンターを訪問し、立花麻美隊員(職種・体操)と木下りさ隊員(職種・日本語教師)の活動を視察しました。同センターは語学や体操部門などの各種講座を一般市民向けに開設しており、隊員たちもこうした人たちを対象に教えています。

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パラグアイ人造りセンターで出迎えたニホンガッコー校の子どもたちが北澤さんに歌を一曲、武田浩幸次長(当時)も歌の輪に加わりました

同センターには、日本パラグアイ協会、帰国研修員同窓会の事務所があるため、それぞれの関係者たちとも会いました。「日本とパラグアイの親善のために、みなさんががんばっていらっしゃるのがよくわかりました」と北澤さん。

その後、アスンシオン日本人学校でサッカー教室を開催。

北澤さんはパスやシュートなどの基本練習を教えるとともに、子どもたちの試合に一緒に参加しました。「一緒にパスの練習ができた」「具体的なアドバイスがもらえた」と子どもたちは大喜びでした。

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アスンシオン日本人学校の児童生徒たちの前で挨拶

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アスンシオン日本人学校の子どもたちとプレーを楽しむ北澤さん

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ブリテス南米サッカー連盟事務局長から説明を受ける北澤さん、マネージャーの篠原明さん

また、南米サッカー連盟(CONMEBOL)本部の表敬訪問をしました。この日、建物の正面には北澤さんの訪問を歓迎して日の丸が掲げられていました。この後、南米サッカー連盟の招待でパラグアイのリーグ戦を観戦しました。試合には現在パラグアイ代表の副監督で、かつて横浜フリューゲルスでプレーしたことがあり、北澤さんの知己でもあるアマリージャさんが同行しました。