クリーン・エネルギー推進に向けた活動を支援しました

2019年1月11日

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タジキスタン工科大学副学長ママダモン・アブドゥロエヴ氏(右)、田邉秀樹JICAタジキスタン事務所長(左)

JICAタジキスタン事務所の支援による「ミニ・グラント」プロジェクト(注)の下、2018年9月29日、タジキスタン工科大学にて、同大学の20名の学生を対象に「最新の太陽エネルギー転換技術とタジキスタン共和国における省エネルギー(以下、省エネ)の重要性」に関するセミナーが開催されました。

このセミナーは、JICAの研修プログラム・集団研修「太陽光発電技術」コースに参加した同大学講師グルノラ・アンヴァロヴァ女史により企画され、同大学副学長ママダモン・アブドゥロエヴ氏、田邉秀樹JICAタジキスタン事務所長を招いて実施されました。

同セミナーでは、参加者である工科大学の学生らに、太陽光発電に使われる太陽エネルギー転換技術の原理と省エネに関する理解を深めてもらうことをねらいとしています。

まずセミナーの冒頭では、参加した学生らに対し、「省エネ意識」についてアンケート調査が行われました。その結果、ほとんどの学生が省エネについて関心を持っていないことが判明しました。

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アンヴァロヴァ女史の講義を受ける工科大学の学生ら

アンヴァロヴァ女史は、セミナー講師として、(1)最新の太陽エネルギーの転換技術、(2)日本における省エネの取り組み、(3)日本の知見をタジキスタンで実践する方法について講義を行いました。

同セミナーの後半では、参加者の学生らは太陽エネルギーに関する簡易実験装置を使って、(1)日射量の測定方法、(2)ソーラー・パネルの組み立てと設置方法、(3)その制御装置の仕組について学び、さらに、(4)未来のエネルギーとして期待されている水素エネルギーについても、目に見える実験により理解を深めました。

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実験を行う同大学の学生ら(1)

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実験を行う同大学の学生ら(2)

セミナーの終盤には、参加したほとんどの学生らが省エネについての見方を変え、その重要性に気づくことができました。

アンヴァロヴァ女史によると、学生らは今後ドゥシャンベ市内の中等教育機関(Secondary School)に派遣され、生徒たちに省エネについて話をすることが予定されています。彼らが学校の生徒たちに体験を共有することによる相乗効果がおおいに期待されています。

タジキスタン工科大学の教授及び講師陣は、将来のエネルギー分野の専門家育成に向けたJICAの支援に対して感謝の意を表し、同セミナーは終了しました。

(注)「ミニ・グラント」プロジェクトとは、研修プログラムの帰国研修員が、研修に参加して得られた知見をタジキスタン国内に還元するための活動を、JICAが支援しているものです。各帰国研修員の提案から選考を行い、優れた活動に対して最大で40万円程度を供与して支援を行います。