(ボランティア)JICAと聖路加国際大学との連携による母子保健分野のボランティア派遣

2014年12月8日

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ムヒンビリ健康科学大学 助産学修士課程開設式典で祝辞を述べる岡田大使

2014年12月8日、ダルエスサラームにあるムヒンビリ健康科学大学にて、聖路加国際大学の支援によるタンザニアで初となる大学院助産学修士課程の開設式典が実施されました。
この式典には、タンザニア側からムヒンビリ健康科学大学幹部、日本側からは聖路加国際大学の井部俊子学長や駐タンザニア日本大使館より岡田眞樹大使も参加のうえ、盛大に行われました。
今後、聖路加国際大学は、この修士課程を支援するために大学の教員の派遣やムヒンビリ健康科学大学の教員の受け入れを通じて学術交流や共同研究を進める予定です。9月から開始されたコースには、既に9名が入学し、日本の医療技術なども含めて助産学を学び始めています。ムヒンビリ健康科学大学はムヒンビリ国立病院に併設されており、このコースで学ぶ学生は同病院にて実習も行っていく予定です。

一方JICAは、2014年7月に聖路加国際大学と「母子保健支援ボランティア連携」事業についての覚書を締結し、2016年1月より同大学の「タンザニア特別看護・助産プログラム」修士課程に在籍する学生をムヒンビリ国立病院に看護師および助産師のボランティアとして派遣する予定です。派遣されたボランティアは、同病院のスタッフとともに妊産婦および新生児の母親向けの健康指導をしつつ、今回開設された助産学修士課程の側面支援することも期待されます。
国連ミレニアム開発目標(MDGs)では、乳幼児死亡率や妊産婦死亡率の削減が世界的な課題となっています。しかし、タンザニアでは妊娠・出産に伴う妊産婦や新生児の合併症による死亡や障害がなお多く、それらを予防するための基本的な医療サービスが不足している状況です。

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タンザニア初の助産学修士課程の開設を喜ぶ関係者

聖路加国際大学およびJICAと、ムヒンビリ健康大学およびムヒンビリ国立病院の相互の協力・交流が活発になることで、日本の母子保健の経験・ノウハウが国境を越えて、タンザニアの母子保健の改善に貢献する助産師のリーダー人材が育成され、タンザニアでも安心して子供を産むことができる日が一日でも早く訪れることが期待されます。