【ボランティア通信】ご近所さん

2015年1月8日

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名前:米澤太一
派遣期間:2013年1月〜2015年1月
職種:理数科教師
配属先:Kiparang'anda Secondary School
任地:プワニ州ムクランガ県
出身:新潟県

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よく遊びに来るディクソン

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我が家の裏でくつろぐ隣の親子

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ご近所さん達と

夜8時、家の裏口からノックをする音と自分の名前を呼ぶ声が聞こえる。近所に住む中学生のディクソンである。彼はいつもこの時間になるとやって来る。

ムクランガ県にあるKiparang'anda Secondary Schoolにて約2年間中学生への物理、数学の指導を行った。タンザニアの理数科教員事情はあまり良い状態とは言えない。配属先の学校においても生徒数約500名に対して私を除けば理科教員1名、数学教員1名といった状況である。つまり理数科教員数が全く足りていない。必然的に理数科教員の授業時間数は多くなり、私も一日が終わる頃には疲れてヘトヘトである。

そんな疲れを癒してくれるのがご近所さん達と過ごす時間である。冒頭に出てきたディクソンは毎日のように裏口からやって来て、その日一日の事をお互い話したり、休みの日は近くの店にキティモト(豚肉料理)を食べに行ったりと本当によく一緒に過ごした。我が家の裏側は気持ちの良い風が吹いている場所であり、私自身も気に入っている。その為か隣に住む親子がよく昼寝をしに来ていた。私もよくそこで昼寝をしていた。何をするわけでもない、一緒に昼寝をして過ごすだけである。

近所の人々と一緒に過ごす。困った時に遠慮なく頼ることが出来る。普段から近所付き合いのある人々にとってはあまりに当たり前で意識することも無いと思う。しかし、日本にいる頃は近所付き合いとあまり縁の無い生活を送っていた私にはとても心地良いものに感じられた。職場でイライラしたり疲れたりした日でも、家に帰り近所の人々と過ごすことでとても癒やされていたように思う。

ここタンザニアでは人との関わりについてとても多くの事を学んだ。困っている人を見つけたらすぐに声をかけて助けること、お客さんをとても歓迎する様子など。しかし中でも普段のご近所さん達との付き合いは生活に潤いを与えてくれた。おかげでタンザニアでの2年間を楽しく、リラックスして過ごせた。日本に戻ってもこのような関係を近所の人と築けたらなあと思う。