【ボランティア通信】「ナネナネという名の農業祭、8月8日」

2015年8月27日

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名前:柴谷菜緒子
派遣期間:2014年3月〜2016年3月
職種:コミュニティー開発
配属先:マサシ県庁コミュニティー開発局
任地:ムトワラ州マサシ県
出身:滋賀県

「作った商品が売れた」これが彼女たちの自信につながったと感じた1日でした。
毎年8月8日はタンザニア全土で農業祭が開催されます。数字の「8」をスワヒリ語で「ナネ」と言うことから、この農業祭はナネナネと呼ばれています。ナネナネには農作物だけでなく牛やヤギ、鶏などの家畜や地元の住民グループが作った小物やお菓子も出展されています。

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農業祭で見学者対応をするグループのメンバー

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布染め作業の様子

今年のリンディ市内でのナネナネ農業祭に、私の支援しているムトワラ州マサシ県ムウェナ郡で活動している女性グループが出展しました。300以上ある住民グループから選抜された2組のグループの一つで、マサシ県女性グループを代表しての出展となり、バティキと呼ばれるろうけつ染めの布を販売しました。

彼女たちとの出会いは今から1年ほど前、ムウェナ郡の職員が私の配属先である県庁を訪れたときに女性グループが活動していることを聞き、会いに行ったのが始めです。女性は家庭に入って家事をするだけで良いと考えられがちな社会の中、女性としての自立、所得向上を目指し数年前に結成されました。生地の買い付けから布を染める作業まですべて彼女たち自身が行っています。

初めて彼女たちの商品を見たときは染め方がワンパターンのため出来上がりが同じ柄ばかりで、正直なところ購入意欲が持てなかったことを覚えています。そのため出張や旅行で他の街に行った際にバティキの写真を撮り、彼女たちに見せるようにしてきました。今回の出展商品を見て、生地の染め具合や柄のデザイン性が格段に上がっていたことに驚かされました。視察に来られたムトワラの州行政長官にも買ってもらうことが出来たと、嬉しそうに話してくれたのが印象的でした。

ナネナネ出展の後も、販売先の市場を見つけることが現在の挑戦だとして、1人でも多くの人に購入してもらえるように、新しいデザインの開発に取り組んでいます。また、布だけではなく、バティキを使った服やカバン、小物入れなどの加工品が作れないかを一緒に検討し、商品化に向けた努力をしていく予定です。今後の彼女たちの発展が楽しみです。