【ボランティア通信】タンザニアの自動車産業発展を思って

2016年1月19日

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名前:三輪真司
派遣期間:2014年1月〜2016年1月
職種:機械工学
配属先:ムベヤ工科大学
任地:ムベヤ州ムベヤ市
出身:三重県

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部品加工の様子

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ボディーシート取付の様子

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お披露目会の様子

タンザニア、この国にも車はたくさん走っています。しかもほとんどが日本車で、中古車です。日本で私達が5万−10万キロメートル使った後の車を使っています。ぼろぼろに、本当に動かなくなるまで、使ってくれています。

タンザニアで自動車の一部の部品は造られていますが、ちゃんと国で自動車の生産をするには、まだまだ課題がたくさんあります。技術、設備、インフラ、人等十分ではないです。また、ある同僚は嘆いていました。「この国に資源はあるが、技術はない。資源を海外に輸出して、機械製品を海外から買っているのが現状だ」と。

私はムベヤというタンザニア南西部の都市の工科大学で講師をしています。この大学で同僚、学生とともに日本の学生がやっているような車造りに挑戦することにしました。車を造ることによって、「タンザニアの大学でもできる」という自信をつけて欲しいと思ったからです。

同僚、学生とともに議論し、サイズや基本のコンセプトを決めました。そして部品や材料を買いに行き、実際の製作を行いました。自分の予想以上に学生、同僚が非常に熱心で積極的に取り組んでくれました。自分が指示やお願いをするまでもなく、自主的に取り組んでくれました。塗装など細かい部分はまだですが、ひとまず動かすことができました。

彼らは「今後は太陽電池とモーターで動く車を造ろう。(ムトワラで取れる)天然ガスで動く車造ろう」という大きなことを言っています。また、「この車造りで得た教訓、経験を詳細な図面や記録へ残して、今後の開発に役立てていこう」とこの先を考えています。

日本が大きく経済成長した要因の一つに自動車産業があったと思います。同じようにタンザニアにも自動車産業が広がり、みんなが豊かになればと思います。もちろん簡単ではありません。まだまた道のりは長いと思います。ただ、この車造りがちいさな、ちいさなきっかけの一つになれば、、、そんなことをムベヤから想っています。