【ボランティア通信】若者を変えていきたいという同僚

2016年3月28日

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名前:西野 嘉洋
派遣期間:2014年3月〜2016年3月
職種:コンピュータ技術
配属先:VETA SONGEA
任地:ルヴマ州ソンゲア市
出身:大阪府

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ICTオフィス同僚モーゼス(右)&アルフォンス(中央)

「ムゼー(年輩の人)は変わらない、若者は変わることができるし変えられる」というのは同僚モーゼスの言葉である。2年間共に働く中で彼に「自分たちが変わるぞ」という意思が芽生えたのが私にとっては一番の活動の成果だったと思う。
私は国立職業訓練校で同僚のICTオフィサ(コンピュータ環境構築を担当)と共に仕事をしている。私の赴任当初の彼らの仕事はいわば「機械の何でも屋」。電気ミシンなどコンピュータ以外のことでも呼ばれ、ICTオフィサとしての活動が見えていない状態だった。
そんな中、彼らと何がICTオフィサの仕事かを話し合い、コンピュータ環境の整備やシステム導入提案などの活動を実施。配属先から良い反応を受ける中で彼らの仕事へ向き合う姿勢も変化し始め、モチベーションも上り調子の配属16か月後、日本で行われる青年リーダー研修(職業訓練教育コース)へ同僚を推薦した。研修を通して変化した彼の行動を3つ、紹介したい。

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研修後、スローガンや部屋のルールを張り出す同僚

1.ICTオフィスができる貢献を考え、実践
「日本の職業訓練校と機材の充実度が違い同じ事はできないが、シミュレータなどPC上での学習補助教材を用意したい」と今はコンピュータの授業の補助教材を作成中。将来的には電気科や車科などその他の学科にもICTで教育をサポートできる環境を提案している。

2.整理整頓の重要性を説く
日本の整理された環境に影響を受け、自主的に部屋のルール(本は元の場所に戻す、等)を貼り出している。

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研修後、若い学生向けに仕事を語る同僚

3.若い学生に仕事を語る
日本で若い学生が色々な職種(海上自衛隊、会社員、先生など)の人に仕事の話を聞く場を見学し、感心したという。自分も自分の仕事について語る事はできると言い、若者に向けてセミナーを開催している。(写真3)メッセージはUbunifu(創造性)とMaarifa(知識)を持ってKujituma(一生懸命働く。)

私は任期を終えて帰国する。残った彼の経験が彼一人で終わるのか、若者を引っぱり続くものを育てて発展していくのかは彼次第だろう。できれば息災で且つ、少しでも発展の兆しが芽吹いていることを期待する。