【ボランティア通信】シリーズ1 短期野球ボランティアの1日

2018年3月22日

2018年2月から3月の1か月間、福岡教育大学の学生7名が野球の指導および普及活動のために大学連携(注)の短期野球ボランティアとして派遣されました。

シリーズとして、7名の活動を順次紹介していきたいと思います。

(注)1)途上国の開発への貢献、2)グローバル人材の育成を目的とし、JICAと特定大学が連携をし、ボランティア派遣を行っています。

名前:中島 玲
派遣期間:2018年2月~2018年3月
職種:野球
配属先:タンザニア野球ソフトボール協会
任地:ダルエスサラーム
出身:福岡県

こんにちは!タンザニアで活動を行った中島玲(あきら)です。今回はAzania Secondary School(以下、Azania S.S)での活動を報告させていただきます!

今回の報告概要

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これはグランドの様子です。端のほうではサッカーをしている子が見えます。グランドにはサッカーゴールもありました。

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キャッチボールの様子です。怪我をしないためのストレッチもしっかり行っていました。キャッチボール中にいきなり変化球を投げてくることもありました。「Good ball!」「Nice ball!」といった声がグランドに響き渡っていました!時には「Sorry」という声も…

今回は私たちが最初に活動を行ったAzania S.Sでの活動の様子をお伝えしたいと思います。

Azania S.Sでの活動は、自分たちにとってタンザニアでの最初の活動でした。シニア海外ボランティアの岩崎さんと一緒にホテルから20分ほど歩いて学校へ。

グランドは、日本の学校のグランドと比べると、砂がさらさらしていて砂浜に近い感じでした。大きく分けてグランドが2つあって、私たちが使っていないところでは子どもたちがサッカーをしていました。タンザニアでは子どもたちの日常的な遊びとして楽しまれているそうです。また、グランドのすぐ隣には畑があって、いろいろな野菜が育ててありました。さらに、練習中にグランドの中をバイクが通ることもしばしばありました(学校の敷地内のはずなのに…)。

この日は、Azania S.Sに青年海外協力隊(体育隊員)として派遣されている長尾さんも一緒に活動を行いました。今回教えた子達は、岩崎さんが監督を務めていらっしゃるタンザニアのナショナルチームの子を中心としたメンバーでした。

タンザニアの子達は、野球歴は短いですが、みんな身体能力が高く、私たちが教えたことをすぐに実践していました。中には、めちゃくちゃ速い球を投げる子もいました。はじめに、岩崎さんが日ごろ行っているバッティング練習を行い、その後各ポジションに分かれて個別指導という形で練習を行いました。また、最後に我々ボランティアと子どもたち合同でノックを受けてこの日の練習は終わりました。

1日の流れ

6:30 起床
7:00 朝食
8:10 ホテル出発
8:30 Azania S.S到着
9:00 練習開始
12:00 練習終了

活動を通して

正直なところ、最初にグランドを見たときには「ここでするのか…」と思いました。日本のグランドとは違ってさらさらでデコボコで、ゴミもたくさん落ちていました。しかし、実際に練習が始まると、子どもたちは何も気にせずに練習していました。その姿を見て、私も「気にしていられないな」と思いました。子どもたちの野球の技術も、想定していたよりも高くて、驚かされることばかりでした。

そして、何より驚いたのは、「Akira coach!」「Akira san!」と子どもたちの方から教えてほしいことをどんどん聞いてきたことでした。彼らは、本当に野球が好きで「上手になりたい!」という気持ちが強く見えました。この気持ちは、高いレベルで野球が出来る環境にある私にとって忘れかけていたことでした。「当たり前」の中でも常に向上心を持って取り組む大切さを彼らから学びました。

今回の活動はタンザニアの子どもたちだけでなく、私たちにとっても大きな経験となりました。福岡教育大学の派遣は今後3年間にわたって行われる予定なので来年、再来年と繋げていくためにも、今回学んだことを活かしていきたいと思います。

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バッティング練習の様子小さなボールを打ち返す練習や、ティーバッティングなどを行いました。スイングのスピードが速い! 投げているのは同じ短期ボランティアの平川君。

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ポジションごとの練習の様子。 私は投手の練習を担当しました。この日は変化球を教えていたのですが、英語ではなかなか思うように伝えられず…。身振り手振りでなんとかしながら…といった感じでした。そんな中でも飲み込みの速い子達はいい変化球を投げていました!