【ボランティア通信】シリーズ6 短期野球ボランティアの1日

2018年4月10日

2018年2月から3月の1か月間、福岡教育大学の学生7名が野球の指導および普及活動のために大学連携(注)の短期野球ボランティアとして派遣されました。

シリーズとして、7名の活動を順次紹介していきたいと思います。

(注)1)途上国の開発への貢献、2)グローバル人材の育成を目的とし、JICAと特定大学が連携をし、ボランティア派遣を行っています。

名前:水田 陽
派遣期間:2018年2月~2018年3月
職種:野球
配属先:タンザニア野球ソフトボール協会
任地:ダルエスサラーム
出身:福岡県

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体育教師が生徒にベースボール型のルールを教えている様子 緑の帽子を被っている人が、タンザニア野球連盟の一員で、私たちの英語をスワヒリ語に通訳して子ども達に伝えてくれました。

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ベースボール型ゲームの様子

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最後にはベースランニングリレーをして盛り上がりました。

「お願いホームラン打って!」「早く走れ!」「あいつ2塁ベース踏んでなかった!」、日本語にするとこのようなことを、タンザニアの子供たちが叫んでいました。

2月27日、3月6日、3月13日、Primary School kibonde majiで体育の授業をお借りして、簡易化したベースボール型ゲームを通して野球の普及活動を行いました。

体育の授業を行う上で授業環境の整備は、子供の注意力・安全などの面で重要です。しかし、ここタンザニアの体育の授業では、子供の間をバイクが横切り、ヤギが通り、物珍しいベースを持っていこうとする人が現れる始末でした。

驚いたのが、子供の運動能力の高さです。男女とも人生初のキャッチボールのはずなのに、ほぼ全員が初球からボールを両手でキャッチしてビシビシ僕の胸元に返してきました。2日目には、ベースボール型のゲームができ、3日目には、薄い守りの位置にねらいを定めて打つなど、さらに深めたベースボール型ゲームが出来たほどです。当然ゲームも盛り上がりを見せ、味方を叱咤激励する様子が見られました。

また、タンザニアの子どもたちはルールに対する理解が低く、ベースを踏まずにショートカットしようとするなど、気を抜いているとすぐに出し抜かれてしまいます。その都度、野球のルール確認をして、みんなが楽しくゲームするためにルールを守らなくてはいけないということ、ルールを守ることの大切さを伝えていきました。

最後に、アフリカの子どもたちの身体能力は高いですが、体を巧みに動かすことや思い通りに体を動かすこと、スキルが要求される運動をすることにかけてはまだまだ足りない部分がありました。それは日本の体育科教育のように、発達段階に応じたからだつくり運動やさまざまなスポーツを経験してきていないからだと考えます。カリキュラムを見直し、発達段階に応じた体育教育ができれば、もっともっと運動能力を伸ばしていけるのでは?と改善の余地がまだまだあるように思いました。