タイ向けODA説明会を開催!

2009年11月3日及び10日

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2009年11月、JICAタイ事務所はタイ向けODAについての説明会を、日系企業やバンコク在住日本人社会(誰でも!)の方々を対象に、大使館やJETRO、JODC、AOTSの協力を得て、2度開催しました。日本の公的機関としての説明責任を果たすとともに、ODAに関する理解を広めかつ日本の方々の意見を今後の参考とすることを目的としています。説明会には総計約80名の幅広い層が参加し、活発な意見交換が行われました。

実はバンコクでこのような説明会を開催するのは初めて。参加者には、私たち所員と比べると在タイ歴の長い方(一番長い方は45年!?)も多かったのですが、「このような説明会があるとうれしい」「今回1回で終わらせることなく、今後もタイに対する日本のODAを考える場として継続してほしい」など、説明会そのものに対する前向きな意見を頂きました。

また、「選択と集中を図るべきでは?」「ODAの広報活動がもっと必要では?」「タイだけでなくメコン地域としてとらえる必要があるのでは?」「移民労働者の問題はどう捉えているのか?」などと、鋭い切り口からの質問・コメントも多く寄せられました。まさにJICAとしても課題として捉えていたことについて問題提起されたことで、今後より真摯に対応策を検討していかなければならない、と所員一同気を引き締めたところです。

タイに対する協力には50年の歴史があります。バンコクの高層ビル群、地下鉄・高架鉄道などをみていると、「もう日本の援助はタイにはいらないのではないか」という声も聞こえてきます。しかし、発展の影としての公害問題、バンコクと地方や富裕層と農民の格差、新たな課題である高齢者対策、またタイだけではなく地域としての課題に取り組む、など、まだまだ課題が多いと認識しています。そうした課題について、これから日系企業、在タイ日本人の皆様とも議論をし、タイにとっても日本にとっても意義のあるODAとなるよう最善を尽くしたいと考えています。これからもよろしくお願いします!