パサック川東部アユタヤ地区洪水対策計画(水門建設)起工式の開催

2013年10月31日

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起工式の様子(写真右から2番目が池田JICAタイ事務所長)

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クラマン水門にて関係者による記念撮影

2013年10月21日、無償資金協力によるアユタヤ地区水門建設計画の起工式が開催されました。本式典にはユコン農業協同組合省大臣、アユタヤ県ウイッタヤ知事、佐藤在タイ日本大使の他、多くの関係者が列席しました。

タイ国では、2011年、7月から断続的に続いた100年に一度とも言われる記録的な降雨により、被災地が全国61県以上に広がる大規模な洪水発生し、大きな被害を受けました。チャオプラヤ川流域では、25県、約120万世帯が被災、農地被害面積は約17,000平方キロメートルにも及び、この洪水によりバンコク都や、工業集積地を持つアユタヤ県の他、ノンタブリ県やパトゥンタニ県等の都市部も広範囲の洪水被害を受けました。

特にアユタヤ県パサック川左岸(東側)で合流するハントラ水路、クラマン水路及びその上流に位置するカマオ水路は、通常パサック川左岸の低地部の雨水排水をパサック川に導く排水路としての機能を有していますが、2011年の洪水時にはパサック川から、ハントラ水路、クラマン水路を逆流し、上流のカマオ水門で対処しきれない状況となり、さらに逆流し水路堤防を越流したため、水路南側に位置する多くの工業集積地を含む地域に大きな浸水被害をもたらしました。

本事業によって建設されるクラマン水門、パサック水門及び新たに配備される10台ポンプ車によって、県道3053線より東側の地域に対してパサック川の逆流による洪水被害が軽減されることが期待されています。