タイ国気候変動に対する水分野の適応策立案・実施支援システム構築プロジェクト(IMPAC-T Project)気候変動データセンター開所式の開催

2014年2月10日

タイ国気候変動に対する水分野の適応策立案・実施支援システム構築(IMPAC-T)プロジェクトの成果として、気候変動下における水関連災害リスクへの適応策の立案を支援する水循環情報統合システムがカセサート大学内に完成し、1月24日に同大学の気候変動データセンターとして開所式が開催されました。

カセサート大学からはヴッティチャイ・カピラカンチャナ学長、タンヤ・キアティワット工学部長、ノンタワット・ジャンジャルーンプロジェクトマネージャー、東京大学から沖大幹教授や生駒栄司特任准教授らが出席し、JICAタイ事務所からは池田修一所長が参加しました。

同センターに設置された水循環情報統合システムには、タイ国の各関係省庁や機関が収集している水資源・水循環に関するデータや、チャオプラヤ川流域における過去の一定期間の気象・水文データ(雨量、風速、気温、流量など)、プロジェクトによって世界で初めて作成に成功した同地域の高解像将来予測データなどが格納されるのに加え、人間活動を考慮した水循環シュミレーションモデル「H08」がインストールされており、研究目的で利用できるようになっています。

これらの水循環モデルや気象・水文データに加え、プロジェクトで整備した気象観測ステーションからの気象データや、準リアルタイムで更新される雨量、流量、ダム貯水量などのデータが、プロジェクト各研究チームの研究成果などとともにウェブサイト(http://impact.eng.ku.ac.th/)を通じて一般向けに公開されています。

【画像】

右から沖教授、ヴッティチャイ学長、池田所長、ノンタワットPM、タンヤ工学部長、生駒特任准教授 

【画像】

東京大学沖教授から説明を受ける池田所長